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account 3 チート野郎
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いるであろう、フォローの人を守ろうとしていた。それが判ったのだ。だけど、それだけで そのフォロアーが最後の1人かどうかが判らないから、ユウマは声をかけず、今となりで、同じく膝をつき、涙を流している少女、《上條 あやめ》と結んだのだ。

 同じ境遇である者を探して、唯一見つける事が出来たのが、確信する事が出来たのが、彼女だけだったから。



 まだ、場は動かない。



 マーブルの質問に、彼が答える様子はなかった。

「いやぁ、ルールが絶対なのが大前提なのに、そんな例外を許しちゃ、ゆるゲー、ぬるゲー、クソゲーになっちゃうよね〜。だ・か・ら」

 マーブルの目がぎらりと光った瞬間だ。


「さっさと死んどけよ。チート野郎」


 殺意を持って、あの腕を伸ばした。およそ、普通の人間では目で捉える事が出来ない程の速度で繰り出される刃のムチ。それが、彼の首を切断しようとしたその時だ。有り得ない事が起きたのは。

 人をあっさりと殺してのけた、その腕を少年は、あっさりと受け止めたのだ。

「……は?」

 流石のマーブルも驚きを、いや 何が起きているのか、動揺が隠せられなかった。
 

「くく、くくく……、なに ゲームを楽しみに来ただけだ。落ち着けよ。間抜け面」

 受け止めた腕を掴んだまま、立ち上がる。
 その眼は、赤く……まるで、カラーコンタクトでもしているのか? と思える程に赤く染まっていた。

「さぁて……、やっぱ こういうのって、カミサマ気取ってる、お前…… マーブルだっけ? お前をからかってやるのが一番面白いジャン。そう思わね?」

 けらけらと笑いながら、周囲に散らばっている死体を躱しながら、進んでいく。

「なんだ? なんだお前ぇぇぇ!!!!」

 初めて、激昂を見せるマーブル。右腕を防がれた為、左腕を伸ばして、切り裂こうとしたのだが。

「ハハッ!」

 笑顔で、その手を受け止めて。

「《凍れ》」

 そう命令を下した瞬間。ぱきんっ! と言う音と共に、マーブルの長い腕が完全に凍結した。

「!!!???!!???」

 目を見開いて驚く。そのマーブルの面で表情など見えないと言うのに、判る。……周囲の人間達も、訳がわからない状態に、ただただ唖然としていた。




「なに驚いてるんだ? お前らだって、なんかすげーー力で 手を下さずに、これまたすげえ人数を殺しまくって楽しんでたんだろう? なら……、てめぇら以外で、それをできるヤツがいる、ってなんで考えなかったんだ?」




 この何もかもが異常な空間で唯一 人間(プレイヤー)側の異常者が現れた。

 その異常者(プレイヤー)は、ただただ 凍ったままのマーブルの腕を、指
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