暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マブラヴ
1205話
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 何か話を続けようとしたのだが、一旦言葉を止めてこちらに音声が聞こえないようになり、1分程経つと再び音声が聞こえるようになる。

『アクセルさん、崇継さんからの通信なんですが、こちらに繋げてもいいでしょうか?』

 崇継か。まぁ、あいつにも俺が帰ってきた事は知らせておいた方がいいし……

「ああ、構わない」
『ありがとうございます』

 そう告げ、次の瞬間には映像モニタの半分に崇継の姿が映し出される。

『アクセル、やっぱり無事だったんだね』
「ま、見ての通りだ。そっちにも心配を掛けたか?」

 映像モニタに映し出された崇継は小さく笑みを浮かべて首を横に振る。

『いや、BETAを全く相手にしていない君の事だ。心配はしていなかったよ。それより、君が帰ってきたという事は、もしかして火星の件も進むのかな?』
「ああ、そのつもりだ。こっちの世界の住人としても、火星にハイヴがあるというのは困るだろ?」
『それは勿論』

 その言葉を皮切りに、3人で世間話をする。
 特に崇継が気になっていたのは、当然と言うか俺が行っていたFate世界についてだった。
 魔術というのに興味があったというのもあるが、恭子共々一番興味を引いたのはアサシン……佐々木小次郎についてだ。

『佐々木小次郎……そんなに凄い相手だったのですか?』
「ああ。ステータス的にはかなり低い相手だったが、ステータスに表示されない個人の技量の面でかなりな。多分、聖杯戦争の中でかなり苦戦したと思う」

 少なくても金ぴかことギルガメッシュよりは余程戦いにくい相手だった。
 そんな俺の言葉に、恭子は小さく目を見開く。

『それ以外だと、どのような相手が強かったんだ?』

 崇継の言葉に少し考え……

「セイバー、ランサー辺りか。バーサーカーも強かったけど、クラスのせいでいまいちだったし」

 そんな風に会話が進み、やがて聖杯についての話になる。

『全ての願いが叶う聖杯か。もしそんな物があるのなら是非欲しいのだが』
「やめておけ、汚染された聖杯は最終的には死を……」

 そこまで言い掛け、ふと気が付く。
 確かにあの汚染された聖杯はどんな願いも死へと結びつける。
 だが……つまり、死を求めるのであればこれ以上ない程の効果を発揮するのではないかと。
 つまり、BETAの死を望むという形であれば、何気に丁度いいんじゃないか?
 まぁ、月とか火星とか、あるいはそれ以外のBETAの巣といった場所にいる奴等にまで効果を発揮するかどうかは分からないが。
 一瞬そう思うも、色んな意味で汚染されている聖杯にBETAの死を願ったりしても、変に曲解されてマブラヴ世界の住人が全員死ぬ事だって有り得る。
 その辺を思えば、アンリマユに汚
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