反撃の狼煙
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『さぁ!!これはすごい展開になってきたぁ!!ソフィアとタクトがやられたため人魚の踵と青い天馬は全員敗退!!さらには妖精の尻尾vs蛇姫の鱗という構図が4つも存在している!!』
人魚の踵と青い天馬は現時点で優勝の可能性が完全になくなってしまったため順位表のギルド名に斜線が引かれる。
そしてシリル対レオン、グレイ対リオン、ラクサス対ジュラ、そしてジュビア対シェリアという対戦カードが現在繰り広げられている。
『ただいまの順位を確認しましょう。1位!!蛇姫の鱗61ポイント!!残るはリーダー1にサブリーダー2、ノーマル1』
『2位に剣咬の虎59ポイントカボ。こちらはリーダー1にノーマル1となってしまいましたカボ』
『3位に妖精の尻尾55ポイント。こちらはリーダー1、サブリーダー2、ノーマル3だね』
優勝の可能性が残されているギルド得点はこのようになっている。人数的には妖精の尻尾がもっとも有利ではあるが、蛇姫の鱗の勢いを止めるのはかなり難しい。
『勢いのある蛇姫の鱗がこのまま逃げ切ることができるのか!?はたまた剣咬の虎、妖精の尻尾が追い付き、逆転までたどり着くことができるのか!?』
『点差的には妖精の尻尾は厳しいね』
『いやいや、グレイは傷だらけではありますがルーファスにリベンジしたことで流れは悪くないカボ。ラクサスも無傷に近いですし、シリルに至ってはレオンはすでに満身創痍。まだまだ逆転の可能性はありますよカボ』
『剣咬の虎も残り2人と厳しい状況ではありますが、ミネルバもスティングも無傷。まだどのギルドも可能性は十分にありますね』
実況席はこう言っているが、戦っている魔導士たちからすれば違うように見える。
妖精の尻尾はメンバー全員が生き残ってはいるがうち3人はボロボロの状態。ガジルはその場からいまだに動けずにいるし、グレイとエルザはほぼ無傷の相手と戦わなければならない。
ラクサスはオルガを一撃で沈めたジュラに対しわずかながらに恐怖心が芽生えていた。いつもの余裕そうな表情は影を潜め、ひきつってしまっている。
こうなるとシリルが一番優位性を持っているように見えるがレオンの桁外れのパワーを間近で見せられたせいで頭の中がプチパニック。敵を倒すビジョンが頭の中に見えてこない。
「これは・・・厳しくなってしまったのぅ・・・」
妖精の尻尾のマスターマ
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