マブラヴ
1204話
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勿論王の財宝の中にはそれらも入ってたんだろうが、戦闘スタイル的に合わなかったんだろうな。……アーチャーなのに。
で、本来なら大量のそういう武器が入っている王の財宝は、鍵剣を俺が使いこなせないから全くの無意味。
……真名解放云々とかじゃなくてもいいから、誰かあの鍵剣を使えるようになってくれればいいんだけど。
尚、当然の事ながら現在俺の空間倉庫にあの鍵剣は入っていない。
現在魔法球の中で、目下技術班やらエヴァやらが調べているところだ。
天の鎖やエアを含めて最優先でと言ってあるけど……難しいだろうな。
まぁ、天の鎖は真名解放をしなくても対神宝具としての力を発揮出来るから、最優先として頼んでる中でも重要度は低い。
「いや、そもそも弓とか貰ってもな。銃とかないのかよ?」
「ないって。基本的に英雄とかとの戦いだぞ? 遙か昔に銃とかあると思うか?」
そう言いつつも、王の財宝の中になら入っていてもおかしくないんだよな。
ZEROの方では空飛ぶ船とか使ってたし。
「……アクセル。いい物を貰った。代わりと言ってはなんだが、俺もこの1年の成果を見せよう」
ムラタが俺の方を見ながらそう告げてくる。
成果?
それに首を傾げつつ、取りあえずはという事で頷きを返す。
ムラタは俺の側から離れ、周囲に誰もいない場所へと向かう。
そのまま手に持った童子切安綱を構え……
「神鳴流奥義、雷鳴剣!」
その言葉と共に、振るわれた童子切安綱の剣先に雷を纏いながら空中を一閃する。
「神鳴流奥義って……」
いや、何が驚いたかと言えば、正直このFate世界から戻ってきてから一番驚いた。
「どうだ?」
「どうだと言われても……驚いたとしか言えないな。確かに桜咲から習っているという話は聞いたが……よくもまぁ」
「まだまだ修行中だがな」
「……まぁ、確かに1年程度でどうにか出来るとは思っていないが。それでも凄いと思うぞ」
「そうか。……そうか」
しみじみと頷くムラタを眺め、剣の才能においてはさすがとしか言えないと考える。
また、桜咲が実は教えるのが上手いのだとすれば、将来的に近衛共々シャドウミラーに入る予定なのだから、もしかしたら神鳴流の剣士が量産される事になるのかも? とも。
量産型Wが魔法や神鳴流を使いながら戦う光景を想像しながら、ふとそう思うのだった。
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