マブラヴ
1204話
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んだぞ!? 一応聞いておくが、身体に怪我はないんだろうな!」
これは、何だかんだ言いつつも俺を心配していたらしい。
……イザークがデレた。
いや、男のツンデレなんて見ていて面白いものじゃないんだが。
凛とかのツンデレは見ていて楽しいんだが。
周囲には、スレイ、オウカ、ムウ、ギルフォード、ムラタ、スティング、アウル、レイといった他の実働班の面子も集まってきている。
一応実働班扱いの円と美砂の姿がないのは、あの2人が生身での戦い向きであり、戦闘ではオペレーターをやっている為だろう。
……シロガネの艦長をやっているナタルがこうしてここにいるのに、あの2人がいないのはどうかと思うが。
「アクセルさん、無事に戻ってきたんですね。心配していたんですよ?」
「あー、そうそう。オウカって随分アクセルの事を心配してたからな。それこそ、最初のうちは飯も喉を食べられないって感じで」
「アウル! い、い、いきなり何を言ってるの!」
「こいつらは、全く……そもそも、アクセルがどうこうなる訳ないって俺は思ってたぜ」
オウカ、アウル、スティングのやり取り。
この3人、実はそれなりに仲が良かったりする。
マブラヴ世界でバーナード星系の調査に行った時に一緒だったからな。
「よ。お前さんがいない間にナタルをこっちに呼ばせて貰ったぜ」
「姫様に心配を掛けるのはあまり感心しないぞ、アクセル」
次の口を開いたのは、俺の友人でもあるムウとギルフォードの2人だ。
「ご無事で何よりです。俺もアクセルさんがどうこうなるとは心配していませんでしたが、それでもこうしてその顔を見ると安心しますね」
レイが静かに笑みを浮かべつつ告げ……
「ふむ、アクセルは以前よりも強くなったように感じるな。どうやら良い経験をしてきたらしい」
ムラタが俺の方を見て感心半分、羨望半分といった具合に話す。
ムラタにしてみれば、生身での戦いが行われ、しかもその戦う相手が歴史上の英霊だという聖杯戦争ってのは羨ましがるという気持ちしかないだろう。
ただ、今のムラタであっても聖杯戦争に参加すれば……どうだろうな。
そもそも、純粋に近接戦闘のみで戦う相手は佐々木小次郎くらいしか思いつかないが、あいつを相手にすれば、ムラタの勝ち目は相当薄いと思う。
「ああ、そうだ。ムラタには土産があったな」
「ほう? 俺に土産だと?」
「ああ。ここにいる中だと、生身での戦闘をもっとも重視しているのはお前だからな。多分お前が一番喜ぶものだと思う」
そう告げ、空間倉庫の中から1本の日本刀を取り出す。
鞘も何もない、刀身だけの代物。
刃の長さは80cm程であり、その刀身は濡れたように周囲の光を反射している。
見ているだけで思わ
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