マブラヴ
1204話
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したらしい。
いや、元々1年前の時点で既に目の前の人物がシャドウミラーに来るというのは決まっていた。
ただ、オーブの最精鋭部隊の旗艦でもあるアークエンジェルの艦長という役職だった為に、引き継ぎやら手続きやらでシャドウミラーに来るのが色々と遅れていた。
だが俺が消えていた時間は約1年であり、それだけの時間があればオーブからシャドウミラーにやってくるのは難しい話ではなかったという事だろう。
軍人一家の出身らしく、慣れたように敬礼をしてくるその人物に向かって俺は口を開く。
「気にするな、ナタル。シャドウミラーは戦闘時は上からの命令には従って貰うが、普段は人前でなければその辺は適当でいい」
そういう意味だと、シャドウミラーって実はSEED世界のザフト的な性格の軍隊でもあったりするのか?
「……そうか、ではそうさせて貰おう。これからよろしく頼む」
「ああ。……にしても、ナタルが来たって事は艦長職だよな?」
「ナタルには現在シロガネの艦長をやって貰っている。マリューの方はニヴルヘイムに移って貰った」
ナタルに向かって尋ねると、横からそんな声が聞こえてきた。
誰の声かと言われれば、すぐに誰の声なのか分かる。
俺の恋人の声なのだから。
「済まないな。本来ならシロガネの艦長を交代させるというのはアクセルにきちんと話を通しておくべきだったのだが」
「気にするな、コーネリア。そもそも俺がいなかったんだからしょうがないだろ。それに、マリューはともかくエザリアは他にやれる奴がいないからやってただけで、適性を考えるとマリューの方が向いているし、シロガネもナタルの方が向いてるだろ」
忘れる事も多いが、マリューは別に実働班って訳じゃない。確かにアークエンジェルの艦長をやっていた経歴はあるが、今のマリューは技術班の所属だ。
……まぁ、魔法とかを使いこなして生身の戦闘力も原作のDESTINYのように生身でコーディネーターの特殊部隊に対抗出来るってレベルじゃないけど。
もっとも、それを言うならエザリアだって政治班の人間……しかもトップなんだが。
コーネリアの言葉に納得し、口を開こうとしたところで……俺の方へと向かって走ってくる人物に気が付く。
「アクセルゥゥゥッ!」
イザークだ。
いやまぁ、向こうにしてみれば俺に勝つのが目的だとかよく言ってるし、それなのに俺がいきなりいなくなったってのは、色々と思うところがあったんだろう。
「久しぶりだな、イザーク」
「よくもおめおめと俺の前に顔を出せたなぁっ!」
「そう言われてもな。そもそも、俺が行方不明になっていたのはリュケイオスとか全く関係ない、完全に運によるものだからな」
「ええいっ、黙れ! お前がいなくなったせいでこちらの予定はかなり狂った
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