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ソードアート・オンライン〜Another story〜
キャリバー編
第214話 求めるは伝説の剣
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ゾ リュー。ニャハハ、ソレにしても、その《眼》はチートダナぁ。SAO時代のリューが戻ってきた感覚ダヨ。でも無くてモ、十分ナんだが、それ以上ダ」
「はぁ……、《眼》を見せろ、と言ってきた時は何だ? と思ったが……、別に これには興味なかったんじゃないか?」
邪神達の攻撃を避け、回避しながらも 流暢な会話を続けていられる所を見ると、流石だろう。そして、それはアルゴにも言える事だ。彼女もSAO時代ではソロでのプレイが多く、情報屋をしている以上、その情報の真偽は 己の眼で確認する事も多かった。故に間合いの取り方に関して、《生き残る》と言うスキルがあるとすれば、それは決して元攻略組にも引けを取らない程の者だった。
「ンにゃ、興味は合ったンダヨ。でも、あの時は簡単に訊ける様ナ物でも無かったシ。訊いテ……得にナる事は無かったカラな。ふふん。リューに嫌われたくないからナ?」
「好きか、嫌いか、か。 なるほど、アルゴ。……それ、正直に答えても良いのか?」
「フニゃっっ!?」
アルゴは、まるで尻尾を踏まれた猫の様に全身を震わせながら反応していた。先程のリュウキの言葉は、アルゴにとって、それ程までに高威力だった、と言う事なのだろう。そして、初めてでもない。
「う〜〜……苛めナイでくれよォ……、オレっちは レーちゃんとは違うんだからナ………」
「はぁ。苛め、と言われれば、アルゴにされた仕打ちも十分すぎる程、苛めになってるっての……。どんだけの目に合わされた事か……」
「うぐっ……、ま、まだ怒ってル……ノカ? も、もう時効に……、ソレに、あの時仲直リを……」
「馬鹿。よく思い出してみろ。オレは、あの時『……仲直りかと言えば微妙だがな』と言ったと思うが?」
「あぅ、ほんと、勘弁してクレないか……」
頭を人差し指で押さえながら唸るリュウキ。そしてアルゴも同じような仕草をするから、ちょっと滑稽に思える。
勿論、リュウキが考えているのは《白銀の勇者様》のお話である。
それは、アインクラッド第1層。
この世界、ALOにある新生アインクラッドではなく、今は無き、SAOの世界のアインクラッドの第1層だ。つまりゲーム序盤での話。もう2年以上前の話なのだが あまりにも インパクトの強いモノだった為、リュウキの中では、悪い意味で最早忘れられない出来事の1つになってしまっているのだろう。
そして、アルゴも勿論 その後リュウキにはぶられてしまった時の事だ。徹底的に避けられてしまった事で、アルゴにとっても嫌な思い出だ。避けられる事が、あそこまで辛いとは思わなかったのだろう。
特別な感情が芽生えだした時、なのかもしれない。
そして、リュウキは更にため息を吐いた。
「はぁ、もういい加減長いしな。殆ど腐れ縁だ。どうと
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