蒼火竜リオレウス亜種の狩猟………のはずだった
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変わらず落ち込んでいた
ヒ「その様子だと最高のお面に戻らなかったようだな」
ア「はい……でも、もう他に思い当たるモンスターがいなくて……」
わたしがそう言うと、団長はフムと顎をあてる。すると、私に一枚の狩猟依頼の紙を差し出す。その紙に書かれていた内容は───
ア「……ラギアクルス亜種の討伐?団長…これって……」
ヒ「最近、プレイヤー達の間で厄介なモンスターの狩猟依頼がさっき来てね。それがそのラギアクルスの亜種だ。噂によるとラギアクルスより強力な電気を使うと聞いたが……」
ア「…………え?本当ですか!?」
団長の発言に私は思わず声を上げる。ラギアクルス亜種は狩猟したことのないモンスターだが、これでチャチャとカヤンバ達の最高のお面が取り戻せるのかもしれないのだ。決してこの依頼を手放すわけにはいかない
ア「団長!この狩猟受けさせてください! 」
ヒ「うむ。分かった。では、狩猟を許可しよう」
団長がアイテムストレージからハンコを取り出し、依頼書にハンコを押す
ア「ありがとうございます!早速行ってきます! 」
私は団長にお礼を言った後、チャチャとカヤンバを連れてラギアクルス亜種のいる孤島に向かった
孤島 ベースキャンプ
チ「チャー!弟子よ!頑張るッチャよ!」
カ「必ず最高のお面を手に入れるッンバ!」
ア「………………」
いつものように二人が騒ぐが、私は気にせず武器の手入れをする。今回持ってきた武器はドボルベルクと戦った時に使ったブループロミネンスを担いできた。アルゴさんから聞いた情報によるとラギアクルス亜種はラギアクルスと同様に火属性が効くという情報をもらった。防具はもちろんいつものアグナUシリーズである
ア「ほら、行くわよ」
チ「お、置いていかないでくれっチャ〜」
カ「待つンバ〜〜」
私の後に二人がちょこちょこと走りながらついていきながら、ラギアクルス亜種を探しに行った
孤島 エリア7
「ギャアギャア!」
エリア7に着くと、3体のジャギィがうろついていた。こちらにはいないと思い、エリア8から迂回してエリア10に行こうとした時────
────ザバァァァァ!!
「ガアァァァ……」
エリア7の水面から青色のラギアクルスと違い、白色のラギアクルスがいた。間違いない、あれがラギアクルス亜種だ
「ギャッギャア!ギャア!」
ジャギィ達はラギアクルス亜種に向かって威嚇をするが、ラギアクルス亜種は背中の背電殻からバチバチと電気を走らせる
「ガアァァァァァァ───!!!」
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