蒼火竜リオレウス亜種の狩猟………のはずだった
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持ち?あ──はっはっはっは!!」
カ「あちゃー……狂気の女王モードに入っちゃったね……」
楽しそうにリオレウス亜種の頭を斧モードで振り回して深々に切り込んでいくレイアを見て、カナミは少しばかりリオレウス亜種に同情する。一応、もう一度説明しておこう。レイアはスラアクを持つと狂気の女王と化して、すごいドSになるのだ
「ゴオアァァァァァァ!!!!」
麻痺から解除されたリオレウス亜種は口から炎を漏らしながら咆哮を上げる。怒り状態に突入したようだ。俺とモーランは咆哮に構わず攻撃を加えるが、リオレウス亜種は怯まずにバックジャンプブレスをする瞬間、動きを止めた
「グルルル………」
カ「ど……どうしたんだ?」
リオレウス亜種は俺達に攻撃を加えないで、ただ低い唸り声をだす。全員が疑問のなか、俺は嗅覚スキルでリオレウス亜種とは違う匂いを感じ取った。その匂いの先の上空を見ると
─────アイツがやってきた
金色の鱗、所々にナイフのように鋭い鱗。鋭角的な角、物を掴むのに特化した足。アイツとは、あの時のジエン・モーランの戦いが終わった時に見た見覚えのない飛竜だった
「シャアァァァァ───!!!!」
甲高い咆哮と共にHPバーが表示される。HPバーの上にはモンスターの名前が書かれていた。名前は──[セルレギオス]
「ゴオォォォォォォォォォ!!!!」
セルレギオスに触発されたリオレウス亜種はまた咆哮を上げて、セルレギオスに向かって突進する。セルレギオスはそれを素早くかわして、上空からリオレウス亜種の背中に目掛けてキックをする。俺達は近くにいると危ないと思い、急いで2頭から離れ、岩陰に隠れる
「ゴオォォッ!」
リオレウス亜種はセルレギオスを振り落とし、火球ブレスを吐くが、セルレギオスは火球ブレスをかわしてリオレウス亜種に突撃する瞬間、リオレウス亜種は尻尾を思い切り振り回し、セルレギオスを吹っ飛ばす
「ピイィィィィ!!」
吹っ飛ばされたセルレギオスは俺達のいた岩陰に思いきりぶつかる。リオレウス亜種は空を飛んでそこから火球ブレスを撃ち込む。セルレギオスも空を飛んで、火球ブレスをかわす
「ゴオァァァァ!!」
「シャアァァァァ!!」
空で争う2頭はとても凄まじかった。空中でリオレウス亜種がセルレギオスを毒爪で襲い、セルレギオスはそれをかわしてセルレギオスが足でリオレウス亜種の背中に掴みかかる。2頭は空で攻防を繰り返すと、上空にそのまま姿を消した
「「「「「………………」」」」」
予想外の出来事に俺達五人は言葉が出なかった。大型モンスター同士の戦いは珍しくはないが、あそこまで迫力と凄まじさがある争いは初めてだっ
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