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機動戦士ガンダムSEED 白き魔星
02 阻止で始まる改編
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西洋連邦所属の艦だ。

 ウィリアム・サザーランド、史実においてブルーコスモス盟主ムルタ・アズラエルが軍部の駒として重保し使っていた過激派の小飼の軍人である。
 そして、史実でプラントが国として独立後の自給自足の足掛かりとして食糧生産用の農業プラントに改造したユニウス市の内、4基の中の1基であるユニウス・セブンを核によって破壊した作戦を指揮した人物だ。

 アニメと外伝漫画内だけだとしても歴史を知る身として核攻撃を態々させる訳にはいかない。
 プラントに組し、ZAFTに参加しているのだから自分の住む場所である。
 自身の家をなにもせず破壊させる輩などいるわけがない。

 しかし、アルティスの予想よりも動きがない。

 動かないならば動きやすいようにしてやるまで。
 アルティスはルーズベルトから離れている状態から機体を更に距離を取る。
 ついでに逃げるよう動き、それに勘違いして浮き足立ったメビウスの編隊を引き付ける形で撃墜することも忘れない。

 そしてルーズベルトが動くサザーランドの指示により動く。
 やはり近すぎたのだろう、此方を警戒して動かなかったのだ。
 アルティスからすればそれなりに距離を取っていたつもりなのだが、アズラエルが軍内部の派閥を動かす私兵として使う人材だけあってなかなかやるようだ。

 やっと動いたルーズベルトのハッチが開きメビウスの発進態勢へと移行される。それを捉えた。

 ―― 歴史通り、ヴェーダの計算が導き出した通り、核を使うか!

 ズームされ写し出されたルーズベルトのカタパルトにはミサイル装備のメビウス。予想通りとはいえ、人類同士での戦争で使うようなもんじゃない。歯軋りしつつも自身の瞳で捉えた情報をヴェーダを通して核対策にコロニー近辺に配置させた部下へと送る。

 その部下とは――


 「はいはいっと! 光学迷彩・ASRS解除、行くよリヴァイヴ!!」

 跳ねた毛先が特徴の軽そうな性格の女性。

 「ええ、分かってますよヒリング。では、手はず通りに」

 理知的な物腰がよさそうな感じの青年。

 コロニー近辺に突如表れるゲシュペンストで編成された部隊、アルティスが用意して光学迷彩で姿を隠し、レーダーとセンサー両方に写らないASRSで隠すよう配置しておいた部隊だ。

 指揮を勤めるのはイノベイドの二人。

 ヒリング・ケアとリヴァイヴ・リバイバル。
 二人ともアルティスがホワイト・スターのデータベースにあった情報から生み出したイノベイド。

 ガンダムOOに敵としてリボンズに付く形で登場した二人だがそんな記憶は持ち合わせていない。
 データから生み出しただけなのだから容姿と名前が同じだとしても別人だ。
 なお他のゲシュペンストのパイロットた
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