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機動戦士ガンダムSEED 白き魔星
02 阻止で始まる改編
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り出された。

 投入されたゲシュペンストによって戦線が崩され開戦早くも艦隊のラインを下げるか戦線そのものから後退を余儀なくされた連合艦隊。
 ジン相手ならば善戦していた虎の子のエース部隊さえゲシュペンストに敵わないのだから仕方ないことだろう。

 MATS-MA2mod.00 メビウス・ゼロ§A合のエース機。

 中心のコックピットとリニアガンにメインバーニアがあるトンボのような細長い本体に、4つのバーニア付きポッドが特長のメビウスの1世代前に当たる機体。
 4つのポッドは只の機動力を得るためのバーニアではなく、れっきとした武装である。

 有線式オールレンジ攻撃兵装「ガンバレル」。

 本体から切り放し、有線によって各ポッドのスラスターを使い操り備わる2連機銃でのオールレンジ。
 敵対象を囲み追い込み1機でメビウス5機分の戦闘をできるという現存の宇宙用MAの中では破格の機体だ。

 しかし、そんな破格な性能なためガンバレルを扱えるパイロットが少なく機体数も多くない。

 有線で本体から遠く放れるガンバレルの機能を扱うためには全方位を見渡せポッドの位置を眼で追わず常に認識ができる突出した空間把握能力を必要とし、メビウス・ゼロは本体の操縦をしながらもガンバレルの操作をパイロットにしいられる。

 そんな複雑化した機体の操作が可能なパイロットは大国が組んだ連合軍ですら少なく希少希有。

 だからこその、虎の子の切り札。

 だが、そんな貴重な兵士を乗せた機体は宇宙に棺桶となって散って逝く。
 メビウスでは数で攻めなげれば相手にならないジンと1機で渡り合えるゼロが白い魔星によってもたらされた悪夢の幻影によって。

 「ふふ、こうも一方的になるとわな。キミが用意した機体は過剰なまでの物だったようだぞ、アルティス」

 コーディネーターにとって初となる戦争。

 宇宙に孤立したコロニー故に人口と資源に限りがある問題がありながらも連合の豊富な人材と資源で物言わせた数の暴力の物量差。
 それをナチュラルより優れたコーディネーターの能力に個の突出した質の力ではね除け上回り殺し合いを優位に持ってこさせた。

 ただでさえゲシュペンストはコーディネーターの身体能力任せの操作でOSは二の次なジンとは違い、OSがTCーOSで完備され無駄な労力を操作に向けずに済んでいるのだ。
 しかも操縦しやすいコクピット、これで純粋なコーディネーターとしての技術と反射神経を発揮できている。

 今この時もナチュラルでありながら並のコーディネーターを突出した能力で上回るラウ・ル・クルーゼが、彼専用に作られたゲシュペンストと言う強さを持って突出した質の力がメビウス・ゼロとメビウスで編隊を組んだ部隊を蹂躙していく。

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