マブラヴ
1203話
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再び深々と一礼をするテュカ。
まぁ、昨日戻ってきたのにレモン達の方を重視して、他に連絡をしなかった俺のミスだな。
「別に謝る必要はない。知らせなかった俺のミスだ。それに、ホドリューにしてもたまには羽を伸ばすくらいはいいだろ」
「……そうですね。たまに、ならいいんですけど……」
何だか俺に仕える巫女的な立場から、一気に駄目親父に怒る娘的な感じになったテュカ。
それだけで、ホドリューが何をしにマクロス世界に行ったのかというのを理解してしまう。
恋人を9人……いや、凛と綾子を入れれば11人も持っている俺が言うべきことじゃないが、ホドリューは非常に女好きだ。
それこそエルフ以外との交流というのは、エルフ以外の女との交流と表現した方がいいだろうくらいに。
つまり、そういう事なのだろう。
そこまで話して、ふとテュカ達が普通に話している事に気が付く。
以前までは通訳の機械を使っていたにも関わらずだ。
「こっちの言葉を覚えたのか」
「はい。アクセル様の御言葉をきちんとこの耳で聞きたいと思う者も大勢おり、次にアクセル様へお目に掛かる時には……と、皆で勉学に励んだ結果です」
「そうか。……よくやった」
崇められるのは色々と照れくさいものがあるが、それでもテュカ達がそこまで熱心になってくれたのは嬉しい。
俺達が活動する上で十分な利益になるというのも大きいが。
「暫くはマブラヴ世界で火星の方に手を出す事になると思うが、もしかしたらその際にエルフの力を借りるかもしれないな」
「ありがとうございます。……そう言えばエルフの中にもPTとかいいましたか。それを使って訓練を始めた者もいます。今はストライクダガーという機体で練習をしていますが、近いうちにアクセル様のお役に立てるかと」
その予想外の言葉に、俺は目を大きく見開く事になる。
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