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ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第49話 砂漠緑化!? そして置いて行かれる私
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乗り、有線テレパスが繋がった状態を維持しています。ちなみにティアと他の精霊達は、我関せずです。
「私の名前は、ギルバート・ド・ドリュアスと言います。トリステイン王国の末席に名を列ねる貴族であり、精霊と懇意にしているドリュアス家の者です。この度は精霊達の依頼により、この地の狂った精霊のバランスを調整する為に“ドリュアス家の代表”としてこの地に訪れました」
私がそう言うと、議員達も信じられないと言う顔をしました。
「この地の狂った精霊のバランスを調整する為には、エルフの協力が必要不可欠であると考えました。よって余計な警戒をさせずに貴方達と接触する為に、馬車にて首都アディールを目指していたのです。……しかし精霊を伴う私を、砂漠警備隊の者が不意打ちにより精霊ごと抹殺しようとしたのです」
議員達の顔が引きつりました。悲鳴の様な物まで混じっています。
「も もしかして、精霊達が我々に協力してくれなくなったのは……」
「お察しの通りかと思います」
議員の1人が呟くと、私はそれを肯定して頷きました。
「精霊への不意打ちに加え、私と一緒に居た事を理由に裏切り者扱いです。“裏切り者には死を”と言うのが、エルフの考えらしいですが……一体どちらが“大いなる意志に反する裏切り者”なのでしょうね」
思いっきり笑顔で言ってあげました。議員達は全員顔を真っ青にしています。それはそうでしょう。ネフテスはロバ・アル・カリイエと、頻繁に小競り合いを起こしていると聞きます。もしロバ・アル・カリイエやロマリアがエルフの精霊魔法消失を知れば、喜々として大攻勢を仕掛けて来るのは火を見るより明らかです。
「精霊達と私の要求を言わせてもらいます」
そう言いながら私は、左手を前に出し人差し指を立てました。
「一つ目は、そう言った傲慢な態度を改める事です。精霊達は善意で貴方達に力を貸しています。それを忘れた者達に力を貸す事はありません。……また、エルフは人間を相当憎んでいる様ですが、虐殺に手を貸す事は絶対にあり得ません」
次に左手の中指を立てます。
「二つ目は、この地の狂った精霊のバランス調整を協力する事です。ここに居るのは大精霊達の力ある分霊です。この分霊達を、バランスを調整するのに最適な場所に案内して下さい」
更に左手薬指を立てます。
「三つ目は、砂漠緑化に協力する事です。これは私が精霊達から依頼された事ですが、その手伝いをする人員を出してもらいたいのです。……ちなみに砂漠緑化とは、砂漠に木や草を植え草原や森に生まれ変わらせる事を言います」
私はそこまで言うと、左手を下げ「以上です」と続けました。そして相手が反応を見せる前に、右手を上げ続けます。
「そして次に、私たちドリュアス家からの
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