暁 〜小説投稿サイト〜
ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第49話 砂漠緑化!? そして置いて行かれる私
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、大きく頷きました。
「分かった。この事を評議会に報告したいのだが……」
私は手を振りながら「行ってらっしゃい」と言ってあげました。
あの後
評議会
(
カウンシル
)
から、精霊と連名の三つの条件は呑むと連絡がありました。
これによりエルフ達は精霊魔法を取り戻し、ネフテスは以前の平穏を取り戻したのです。しかし完全に元に戻った訳ではありません。エルフ達の間で精霊魔法の得意不得意が、ハッキリと分かれる様になったのです。後にビターシャルが「精霊に意思がある事を再認識したのが原因」と、眉間に皺をよせながら言っていました。私には良く分かりませんでしたが、エルフにも色々あるのでしょう。
私が出した依頼の方も、条件付きで受け入れられました。
その条件とは、評議会が調査結果を検証して報告するかどうか決めると言う物です。その報を受けて私は、“大隆起とその解決法”……そして“
シャイターンの門
(
聖地
)
が国の危機に反応し担い手が現れる事”と“ヴィットーリオとジョゼフの情報”を、順序だててエルフ達に教えました。その所為で議場がまた荒れたのですが、それは私の知った事ではありません。
12年前に追放になった女性は、シャジャルである事が確認されました。もしエルフ達からの返答が無くとも、シャジャルから真相を聞きだす事が出来るかもしれません。これは朗報と言えるでしょう。
そして“砂漠緑化”の方ですが、基本的にエルフ中心で作業してもらう事にしました。私は横から口出しするだけです。途中で私が居なくなっても大丈夫な状況を作らなければ、とても家に帰れません。2年……最低でも2年半で戻らないと、原作の過去イベントに置いて行かれてしまいます。それだけは避けねばなりません。
と言う訳で、有志エルフを募り“砂漠緑化”に必要な人員を集める様にお願いしたのです。……ですが
「集合場所に2人しか居ない様に見えるのは、私の目がおかしいのでしょうか?」
「現実逃避をするな。事実ここに居るのは私と姪のルクシャナだけだ」
遠い目をした私に、ビターシャルから突っ込みが入ります。それと折角の原作キャラの登場ですが、今の私はそれ所ではありません。集まったのがビターシャルとルクシャナだけって……。
「人手が……」
私は思わず頭を抱えてしまいました。
「それより早く“砂漠緑化”について教えてちょうだい」
そんな私を無視して、好奇心いっぱいのルクシャナが話しかけて来ます。そして私が答える前に、次々と質問を浴びせられました。原作同様に、自分の好奇心を優先する性格の様です。話にならないので、ビターシャルも溜息を吐いていないでこの
暴走娘
(
ルクシャナ
)
を止めてください。
さて、仕切り直しです。ルクシャナがぶう垂れ
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