暁 〜小説投稿サイト〜
ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第49話 砂漠緑化!? そして置いて行かれる私
[13/19]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
「それはダメです!! 如何にか出来ませんか!? ……そうだ!! 風の精霊に頼めば!!」
私が反射的にそう言うと、精霊達は渋りました。結局私が「今回は少しやりすぎです。その位のフォローはしてあげましょう」と説得すると、なんとか対応してくれました。しかし、寝覚めが悪いと言う事で気軽に取ったこの行動が、膠着した現状を大きく動かす事になったのです。それを思い知ったのは、次の日1人のエルフが私の部屋を訪ねて来た時でした。
その時私は外に出れないので、膝の上にティア(ぬこver)を乗せて撫でていました。
……コンコン。ノックの音に気付き、手でティアに“喋るな”と指示します。
「どうぞ」
入室を許可すると、エルフの男が1人部屋に入って来ました。
「失礼します」
入って来た男の視線は、精霊達に注がれています。今の状況を考えれば、精霊の方に意識が行くのは仕方が無いですね。そんな私の視線に気付いたのでしょう。エルフは私の方に向き直り、軽く頭を下げました。
「失礼。私は評議会から使者殿の世話役を仰せつかったビターシャルと言う」
ここで原作キャラの登場です。
「聞いているとは思うが、私の名はギルバート・ド・ドリュアスだ。よろしく頼む」
「こちらこそよろしく頼む。それと我々エルフは、基本的に人間に対して酷い偏見を持っている。私も例外ではないが、他と比べ冷静な目を持っている心算だ。それと人間の事は学んだ心算だが、まだまだ勉強不足と言わざるを得ない。失礼な態度を知らずにとってしまうかもしれないが、その辺は大目に見てもらえるとありがたい」
一応こちらを敬う気持ちはある様です。それに勉強不足と言ったと言う事は、人間の事を学び始めて日が経ってないのでしょう。時期的に考えると、ガリアと接触する為に学び始めたばかりか……。
「気にしないでください。そう言ってもらえるだけで、他のエルフ達とは違うと分かりますから……」
「まあ、私はエルフの中では変わり者と言う事だ」
そう言うと、ビターシャルは自嘲気味な笑みを浮かべました。何かあったのでしょうか?
「それよりも我々の要求に対して、ネフテスはどの様な対応と取る事になったのですか?」
「正直に言えばまだ審議が終わっていない。が、精霊との連名で出された三つの条件は、飲む方向でまとまりつつある。一部の者達が精霊は偽物で、我々が精霊魔法を使えなくなったのは、蛮人による妨害工作が原因だと主張する者もいたが、昨日の騒ぎでそれもいなくなったからな」
「昨日の騒ぎ?」
思わず聞き返してしまいました。騒ぎと言えば、風の精霊に仲裁を頼んだ時の事でしょうか?
「風の精霊が止めに入ったから、もう知っているのではないか? 外で鉄血団結党と一般
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ