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流星のロックマン STARDUST BEGINS
精神の奥底
54 埋められていくピース
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ういえば友だちも一緒に病院に...」
「うん...スズカは退院に2週間くらい掛かるみたい。私より疲労が酷いし、銃で撃たれたの」
「撃たれた!?」
「でも少し掠っただけで、すぐに止血したから大事にはならずに済んだって」
「そっか...それは良かった。あっ、ちょっとごめん」

その時、スバルのポケットの中のAQUOSに着信が来た。
スバルはすぐに周囲を見渡し、院内での携帯電話使用可能エリアであるかを確認してから応答をタップした。

「ハイ...うん、そう。中に入って...2階の食堂にいるよ。うん、じゃあ」
「どうかしたの?」
「いや、僕には情報が足りないんだ。君の見たロックマンに関しても、人質をとって立てこもった連中に関しても。だからなんとか手に入った僅かな手がかりを元に助っ人を呼んだんだ」
「助っ人?」
「そう。あっ、もう来た」
「え?」

スバルを自分が登ってきた階段の方を見ながら手を振った。
するとそれを見つけた「助っ人」がため息をつきながら向かってくる。
金髪のドリルが特徴的で顔は少し高圧的な印象を与えるようなツリ目だが、全体的に整い気品のある顔立ちの少女だ。
平均以上にスリムなスタイルでそれに薄い水色のブラウスにリボン、そしてストッキングにミニスカートをタイトに着こなしている。

「こんな遠くまで来てもらってゴメンね、委員長」
「全くよ!それにこの()もいるんなんて聞いてないわよ!?」
「ルナちゃん...助っ人ってもしかして...」
「そう、委員長だよ」

その少女はスバルの学校の学級委員長にしてヤシブタウンの大型百貨店103デパートを始めとした様々な業種を統括する白金グループの一人娘、白金ルナだった。




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