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リリなのinボクらの太陽サーガ
表裏
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いった、一癖二癖もあるけど腕は確かな人達もいる上、あのファーヴニルとタメ張れるメタルギアRAY試作改修型というとんでもない巨大質量兵器まである。正直、ここまで戦力が揃ったPMCと敵対するなんてもってのほかだろう。

「まぁ今の所、本局上層部はPMCを使わないようにしているけど、任務の内容に対して明らかに戦力不足だと賢明な判断をした局員は個人的に依頼を申し込んでいるのが現状ね」

「普通にお客さんになってるやん。確かに管理局が慢性的な人手不足である以上、戦力的にどうしても必要になる場合も多いからなぁ。……そうそう、フェイトちゃんが執務官試験を受けるって聞いたけど、あの試験ってかなり難しいんやなかった?」

「難しいどころじゃ済まないレベルね。エリート候補生が50人受けて1人受かるかどうかってぐらいの難問ばかりだから」

「そう聞くと改めてクロノやサルタナ、エレンが凄い人物なんだと実感出来ますね……」

「参考書ならありますけど……見てみます?」

シャッハに勧められた事で、何の気なしに私は承諾した。それで私、アインス、ツヴァイが持って来てもらった参考書をパラっとめくり……目が点になった。

「な、なんやコレ……学会の論文?」

「いえ……れっきとした問題みたいです。法律、倫理、行動、知識、思考、速度……様々な要素を調べるため、こうしてわざと難解にしているようです……」

「ふぇ〜、目がグルグルですぅ〜……」

これ以上読む……というか読んでも解ける気が全くしないので、参考書をシャッハにすぐ返した。彼女だけでなくカリムとヴェロッサも苦笑してるけど、はっきり言わせてもらう。こんなの絶対小学生が挑む問題じゃない。フェイトちゃん……ちょっと無謀やったんちゃうかな?

「執務官になるのがどれだけ難しいかわかってもらえた所で、少し真面目な話を訊いていい? 最近のアンデッドの出現傾向はどうなってるのかしら?」

「とりあえず管理世界はなのはちゃん達が頑張ってくれたおかげで、あんまり出現しなくなっとる。ただなぁ……管理外世界に出現した場合、管理局法が原因で彼女達を送るまで渡航許可や手続き云々の時間がかかってしまうんや。その結果、被害がよく拡大してたんやけど……」

「けど?」

「管理局が手をこまねいている内に、王様達が管理外世界のアンデッドを倒してるんよ。管理局法に縛られずに動けるPMCだからこそ出来る行動やな。そんな訳で管理世界はなのはちゃん達、管理外世界は王様達が対処するって区分けが自然とできたんや」

「あらあら……規則を守っていると色々動きにくくなる、という事の良い例になってしまってるわね。あ、だからフェイトさんは執務官の資格を取って、少しでも動きやすくなろうとしてるのかしら」

「他にも理由はあるんや
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