暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マブラヴ
1202話
[4/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
世界に行く前にエナジーウィングを搭載出来るようになって、幹部の機体には希望者にエナジーウィングとS-11を使った使い捨てのミサイルポッドとか頼んだろ? あれから1年くらい経ってるんだから、幹部用の機体だけじゃなくて、シャドウの方にも……」
「ああ、そっちね。ええ。既に特機以外の全ての機体にエナジーウィングは搭載されているわ。今はシャドウに順次取り付けているところよ。当然新規製造じゃなくて改修でって事になってるけど」
「だろうな」

 幾らシャドウミラーが財政的に豊かだからといって、無限に資金や資源がある訳じゃない。
 改修で済むのであれば、既に存在している機体はそれで済ませるのは当然だろう。
 ……まぁ、いざとなればキブツがある以上、普通に出来たりするんだろうが。

「他には……ああ、PTサイズの追加兵装の方はどうなっている?」
「……そっちはまだよ」
「へぇ、珍しい」

 技術班の能力に、魔法球の存在を考えるとそのくらいは普通に出来そうなんだが。
 どこかからかうような俺の言葉に、レモンは少し不機嫌そうな表情を浮かべる。

「しょうがないじゃない。自画自賛は好きじゃないけど、シャドウはかなり完成度が高い機体よ。それこそ、私達の世界だと量産機じゃなくてカスタム機、専用機と表現してもいいくらいに」

 まぁ、それは理解出来る。
 シャドウが完成した時、量産型ゲシュペンストMk-U改じゃなくて、ゲシュペンストタイプRVの方面に進んでいるように思ったのだから。 
 コスト的にも性能的にも、とてもじゃないが量産機って扱いじゃない。
 それを量産出来ているのは、俺達がシャドウミラーであり、ホワイトスターという異世界間貿易の中堅地点で多くの富が集まる場所であり、更には元素変換装置であるキブツが存在している為だ。
 逆に言えば、そのような状況が揃ってようやく量産する事が出来た機体。それがシャドウなのだから。

「シャドウの両肩も塞がっているし、腕とか膝も塞がっているし。その辺を考えると、既に現在の状況で追加兵装されているって状況なのよ。エナジーウィングを付けたし、使い捨てのS-11があるから一応武装の強化はされてるんだけど」
「完成度の高さ故、か。分かった。まぁ、現状でシャドウの能力が他の世界の量産機に比べて際立っているのは確かだし、無理を言ったりはしないさ。無理に何かを作っても、それが十分に満足出来る性能になるとは限らないからな」
「ありがと」

 レモンに感謝の言葉を向けられ、ふと思い出す。

「そう言えば、OGs世界との通信はどうなった? 俺が消えた時はまだ隔離されたままだったが」

 そんな俺の言葉に、レモンは首を横に振る。

「残念ながら未だに連絡は取れないわ。……正直、向こうで何が起きているのか
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ