マブラヴ
1202話
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し。
勿論コックピットはシャドウミラー仕様にして。
ストライクダガーはそれなりに取り引き材料とかとして使ったけど、結局ダガーLは殆ど何の役にも立たなかったな。
このウィンダムは……さて、どう使うか。
「ま、くれるって言うのなら貰っておけばいいさ。ただ、だからって奴等の監視に手を抜くって事はないけど」
「そうでしょうね。大体、監視しているのはオーブの人材もいるけど、基本的には量産型Wよ。人型の機械である量産型Wが、時間が経ったからって監視の目を緩めるなんて事はまずないわ」
油断しないというのは、量産型Wのいいところだ。
良くも悪くも、人間の場合は長時間相手と一緒にいればどうしても情が移る。
そうなれば向こうに付け込む隙を与える事になり、いらない騒動を引き起こされてしまう。
その辺を考えると、やっぱり量産型Wって色々使い勝手がいいんだよな。
「で、このウィンダムが大西洋連邦……ロゴスからだとすると、こっちの2機は……」
「予想通りでしょうね。ザフトからよ」
その言葉と共に、ウィンダムの隣に存在していた2機のMSからシートが剥がされる。
そこに存在したのは、俺の予想通りの機体。
片方はDESTINYにおけるザフトの主力量産機のザクウォーリア。もう片方は、ザクウォーリアの上位機種であるザクファントム。
言うまでもなく、UC系ガンダムに出て来たザクのパク……もとい、モチーフにした機体。
この2機種は、ザフト版ストライカーパックのウィザードシステムを採用されており、性能としてもウィンダムと比べてほぼ同等程度といったところ。
ウィンダム、ザク共に汎用機種としてはかなり使い勝手のいい機体ではあるんだが……当然の如く、シャドウミラーの機体に及ぶ程じゃない。
まぁ、技術班としては新しい機体の技術調査的な意味で美味しい機体なんだろうけど。
「この機体、技術的な調査の方は?」
「勿論もうとっくに終わってるわよ? そもそも、2ヶ月くらい前に譲渡された機体だもの。魔法球の中では、それこそネジの1本まで分解されているわ」
「で、何か得られた技術はあったか?」
「……」
俺の問い掛けに、無言で首を横に振るレモン。
だろうな。機体性能の面ではシャドウミラーの機体の方が圧倒的に上であり、動力炉もバッテリーで、装甲も特殊装甲じゃない。武器に関しても、特に目新しいものは存在していない。
ストライカーパックやウィザードシステムがあるが、それ程目新しいって訳じゃないしな。
「けど、気分転換的な意味では丁度良かったかもしれないわね」
最新鋭機種が気分転換で分解されるとか。……哀れな。
まぁ、ザムザザーやデストロイといったものならそれなりに得られるものはあったのかもしれないが……い
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