第四十話 明石大尉!元ネタは日露戦争のあの大佐さん!!その十三
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「我等は常に正々堂々と戦いだ」
「時間は守るわよ」
瞬も言う。
「日帝衆は五分前行動よ」
「そういえばそうか」
「帝国海軍がそうだったしな」
「それで日帝衆もなんだな」
「いつも五分前行動なんだな」
「作者はいつもギリギリだけれどね」
特に忙しい時はだ、ついつい遊びも入れてしまってだ。
「日帝衆は違うわよ」
「そういえば予定より五分早いな」
「いつもその時間に来てるな」
「作者はいつもギリギリでも間に合う男って言われてるけれどな」
「ゲリラ豪雨に遭わないと遅れないからな」
通勤の時に降られると終わりだ、徒歩や自転車で通勤していると。
「その作者よりも凄いな」
「やっぱりギリギリより五分前だな」
「その方がいいよな、人間」
「それがベストだな」
「そうよ、だからね」
日帝衆はというのだ。
「ちゃんとしてるのよ」
「そうか、だからか」
「俺達を焦らす真似はしないか」
「宮本武蔵さんみたいなことはか」
「しないか」
「そうよ、あとついでに言うけれど」
瞬がさらに話すことはというと。
「あんた達が言う宮本武蔵さんって吉川英治さんの小説でしょ」
「武蔵さんっていったらやっぱりあれだろ」
「吉川英治さんだろ」
二人もそうだと答えた。
「あの人の代表作の一つだしな」
「名作だぜ」
「吉川英治らしさが出てる爽やかで求道的なキャラだな」
「これ三国志の曹操もなんだよな」
「確かに謀略も使ってる野心家でもな」
「妙に人間味があって爽やかなんだよ」
演義ではダークヒーローだが吉川英治版ではもう一人の主人公と言っていいまでのキャラクターになっているのだ。
「平家物語の清盛さんといいな」
「吉川英治さんの好みが出てるよな」
「上杉謙信なんか特にだったな」
「凄く立派なんだよ、人間的に」
真っ直ぐで純粋で正義感と義侠心があってだ。
「吉川英治さんの好みってな」
「そこがいいんだよな」
「恋愛は純愛でな」
「ライバル関係も純粋なんだよ」
作中のそれもだ。
「何処かスポーツマン的で」
「武士道ってやつか」
ちなみに吉川英治もまた第二次世界大戦を支持していた、当時の日本人は真剣にあの戦争を支持していた。これは歴史的事実である。
そしてだ、二人もこのことについて話した。
「あの人が戦争を支持していた」
「第二次世界大戦な」
「上杉謙信にそれが出ていて」
「謙信さんが日本らしいな」
「平家物語のに日本の敗戦が出ているらしいし」
「実際敗戦に凄いショック受けてたらしいな」
それで暫く書けなくなっていたという。
「あの戦争を支持していて悪いのか」
「日本人だから支持していて当然だろ?」
「少なくとも作者はそれは当然って思ってるぜ」
「どんな人でもな」
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