『重罪』
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中にいるのはカズ1人。
間違いないやろ。
単独犯罪ばっかりやから。
桜は壊れてる。
行くんか居るんか聞いても無反応。
行ったら逆に危険かも。
いろんな意味で。
桜を車に残して零は走って行った。
皆が忍び足で行く。
舞が抵抗する声が聞こえる。
こもった声。
タオルか何か詰め込まれてるなぁ...
零は、キッチンに在った大きなハサミをポケットに入れた。
テーブルに在った透明のゴツイ灰皿を右手に持った。
零は、皆を無視して普通に部屋に入って行った。
舞は全裸。
両手はロープで縛られてる。
口にはやっぱりタオル。
カズは下半身脱いでた。
汚いモノを勃たせてた。
挿入寸前。
舌打ちしながら舞から離れた。
勃たせたままの汚いモノを出したまま零の真ん前に来た。
舞は、這うように必死で部屋から出た。
カズは気付いてない。
組長や皆が居ること。
此処から道路は見えん。
舞は大丈夫。
アッチでチャントしてくれてる筈。
怖い想いはした。
でも、武器や血痕は無い。
挿入も無し。
ギリギリセーフかな...
精神的にはアウトかな...
どーやろ...
沈黙を破ったのはカズ。
『オマエはヤられに来たんか?先にヤッて欲しかったんか?昼間と目つきちゃうなぁ。あ゛ぁ?えらい好戦的やなぁ』
髪を掴まれて目の前に顔が来る。
殺されても良い覚悟や。
でも、おどれも殺す。
恐怖心なんかは既に飛んでる。
殺意しかない。
血が騒ぎ立てる。
血管が避けそうな感覚。
そのまま押し倒された。
服が一瞬で剥げた。
胸が千切れそうなくらい強く揉まれた。
乳首が取れそうなくらい強く噛まれた。
カズの顔が自分より下の位置に来るのを待つ。
下半身に行く手前。
子宮辺りの瞬間。
其処に来た時、持ってた灰皿でチカラの限り頭を殴りつけた。
カズの頭が落ちる。
子宮に強く鈍い痛みを感じた。
殴り続けた。
ぐったり乗っかったまま。
ソレをどけるように体を横に向けた。
カズが零のカラダから床へ落ちた。
その振動で組長が部屋に来た。
下手に動いて零が殺されたらって考えたら動けんかったと。
既に死んでるか、まだ生きてるか、解らん。
零は許せんかった。
零が最も許せん罪はレイプ。
レイプは命を奪うより重い罪だと捉えてる。
死ねば終われる。
死ねんかったら、死ぬより苦しい傷を抱えたまま生かされ続けなアカン。
生きてたらやり直せるとかキレイゴトオママゴトで笑えるセリフ。
そんな生き地獄やったら殺してくれた方がマシやからな。
自分がされてみ。
体感してみ。
零は剥がされた破け
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