暁 〜小説投稿サイト〜
その手で引き金を引け!!
第七章 神隠し
第二話 捜査開始
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それにワートリ風菊・歌菊・米出のために、パソコンはよく使ったから大丈夫なはず。

そんなとき、風間さんから電話が来た。
寝ていないことがバレると怒られるが、仕方なく電話に出た。

「風間さん、おはようございます」

『おはよう。その声だと寝てないな。』

「それより頼んだもの、買ってくれましたか?」

『あぁ。お前にそんな特技があったとはな。』

「違います。見よう見まねでやるんです。期待しないでください。
出水たちの方が遥かに良い成果が出るはずです。」

『その出水たちが二次被害にあったらどうする。』

「・・・だから私は行かないんです。
ただの誘拐なら彼らで大丈夫でしょうが、もし違ったら・・・
私なら対処できるかもしれないし。」

『そうか。わかった、俺が来るまで寝ていろ。
すぐ行く』

風間さんは頼りがいがあってかっこいいよな〜
とりあえず、言われるままに目を閉じた。
少しは休もう。やることは多いのだから。

〜〜〜〜
バカアホ寝坊A級野郎二人組がやっと来た!!
俺を一人で如月のところ行かせやがって・・・

「いずみん先輩、寝坊しました」

「わりー、寝過ごした」

「槍バカ、もっと謝れ」

そして泣いて喜べ。俺の器が広いことに。
とりあえず、如月がくれた難しすぎたレポートを見せてやろう。撃退がてら。

「うお〜ビッシリ。徹夜にもなるな〜」

「すげー如月先輩、タイピング出来るの?」

いや、出来ないって言ってたぜ、緑川。
本人のために言わないが。
意外にも米屋がすらすらページを捲る。
いやいや、ただ見てるだけかもしんねぇし。

「これ、漫画とか小説とは違うことや同じこと書いてあるから楽しめる!!
でも漢字わかんねー」

「よねやん先輩、如月先輩からのメモ。
『小説として読めば、読みやすくなるよ。』
読む時のアドバイスじゃん!!」

お、俺にも教えろよ、先に。
朝からこいつらより先に来たのに。
なんか損してないか、俺。
そもそも如月が優しくしてくれるわけないが。期待すらしてない。

「とにかく、捜査開始だ!!」

米屋、テメーが指揮してんじゃねぇ〜!!
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