暁 〜小説投稿サイト〜
FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
蛇姫の猛攻
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の際念のため急いでソフィアから距離を取ってセクハラ対策をする。たださすがにこんな状況でそんな行動をしてくるほどソフィアも間抜けではないようで取り越し苦労に終わる。
それから俺とソフィアは勝者の勝鬨を上げているレオンに近づいていく。

「すごいな、レオン」
「これで女の子だったらソフィア惚れちゃってたかも」

それぞれ思ったことをレオンに言う俺とソフィア。ソフィアは相変わらず女の子が大好きなのは変わってないようだ。てっきりレオンの一撃で惚れちゃうかと思ったけど、そんなことはなかったみたいで少し残念。

「シリル・・・ソフィア・・・2人共今の状況わかってるの?」

掲げていた腕を下げるとレオンはこちらに体を向ける。

「次の敵はお前たちなんだぞ?」
「あ・・・」

言われてみて俺はススッと後ずさりする。さっきのパワーだけで判断するとレオンは相当すごい気がする。至近距離で受けると一撃でやられてしまうかもと思った俺は距離を少し置いておく。しかし、ソフィアはそんなことなど関係なくレオンと話をしている。

「フフン♪レオンは忘れんぼうだなぁ」
「は?」
「ソフィアの魔法は返し魔法(カウンター)なんだよ」

ソフィアはなぜか胸を張りながら自分の魔法を言う。ついでに服を変える魔法もあるけどあれは戦闘には不向きだろうし、実質返し魔法(カウンター)だけだと考えていいと思う。

「だから?」

ただ、レオンは彼女の魔法など当に知っているのだから今さら改まって言われる必要はない。彼は彼女が何を言いたいのかわからずにいると、ソフィアが手に魔力を溜めながら笑みを浮かべる。

「相手の威力が強ければ強いほど、ソフィアの魔法は輝きを増すんだよ」

ソフィアの魔法は相手の放った魔法に自分の魔力を加えて跳ね返す魔法だ。手足が封じられていると返すことができずに身を守る程度しかできないこともあるが、今は何も彼女の手足を縛るものなどないので何も問題なく返せると判断していいと思う。

「なるほど。つまり俺が攻撃してもすべて跳ね返すってことだな?」
「そういうこと」
「おもしろい。やってみてくれよ」

レオンはソフィアの自信満々の発言を聞いてそう言う。そこにあるのはキズだらけで限界が近いはずなのに、表情的には余裕を感じさせるレオンの姿。それはまるで、滅神魔法を解放できたことにより、負けることなど微塵も考えていない王者のように俺は感じていた。

「いいよいいよ♪レオンを倒せばシリルちゃんと2人っきりだもん!!上がる〜!!」

ソフィアは相当テンションが高いみたいで無駄に爆天しながらレオンと距離を取り、魔法を跳ね返す準備をする。
距離が近いとその分魔法を見切る時間が少なくなってしまうから、その時間を確保するために距離を開けて
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