Chapter 2. 『想う力は鉄より強い』
Episode 10. Don't judge by appearance (2)
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「……そんじゃ、もっかい訊くぜ。な・ん・の・用・だ?」
「…………ぐすっ、わ、悪ふざけして、ごめんなさい。マツリといいます。一護くんとキリトくんにお話ししたい事があって、伺いましたぁ……」
「ほー……で? 文字通りの突撃訪問したことに関して、何かねえの?」
「ひぐっ!? ……と、突然の訪問、申し訳ありません、です……どうか、お時間をいただけないでしょうか……ううっ、ぐすっ…………」
指をバキバキ鳴らす俺の前で、外套の裾を握り締めながらついに二度目の号泣を始めた外套女……もといマツリを見て、俺はようやく警戒を解いた。散々上げ足取りまくった罰としちゃあ、これくらいやってもバチは当たらないだろ……いや、ちょっとやりすぎた気がしないでも、なくもなくもないが……いやいや、あんだけ挑発されたんだ、むしろ妥当だろ。
「……で? どうするんだよ、一護。俺はこれが目当てだったからいいんだけど」
「……まあ、俺も別にいいんだけどよ」
「……ほっ、良かったあ。ていうか、あんな鬼みたいな拷問しなくても……」
「あ? なんか言ったか外套女?」
「ごめんなさいすいません何でもないですお時間下さってありがとうございます」
それにしても……疲れた。
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