暁 〜小説投稿サイト〜
オワリノコトノハ
入学編
1章
第三話「親睦会!!」
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まったところでとりあえず乾杯しますか」
和樹が音頭をとる。
「今年一年よろしくな!かんぱーい!」
「「「「かんぱーーーい!」」」」
かんぱい親睦会が始まり、お袋の作った料理を食べ始めた。しかし、この量は作りすぎだろう...コロッケにサーモンカルパッチョ、ポテトサラダにフライドポテトその他もろもろ。
「カルパッチョ絶品です!」
「本当!このカルパッチョ美味しいですね!後でレシピ教えてもらえませんか?」
「いいわよ〜。もうどんどん食べてね〜」
お袋は万葉里さんと藤堂さんに料理を褒められ上機嫌。
「「このメンチカツコロッケ...美味い...!」」
俺の横では保宮と和樹がコロッケの信者と化していた。
そんなこんなで7時を迎えた。少し早めに始めたため大分時間が余った。料理は和樹と保宮が綺麗に胃袋に収納してくれたため残ることはなかった。どんな胃袋してんだこいつら。
「それじゃあお母さんはパパとデートしてくるから、後片付けお願いね〜」
「分かったよ」
「それじゃあ、後は楽しんでね〜」
4人は「ありがとうございました」と言い見送った。
お袋達が家を出た後は雑談会が開かれた。
「いいご両親ですね。仲もいいですし」
「そういえば喧嘩してるとこなんて見たことないな」
「あ、そういえばれーくん」
和樹がパンドラの箱を開けた。
「おい和樹?さっき言ったよな?その話はするなって」
「えー?言ったっけー?」
こいつ...
「雨宮...れーくんとは?」
保宮は興味津々
「葉桐君?教えてくださいよぅ...」
万葉里さんも興味津々。
「アタシも知りたいなぁー」
藤堂さんも興味津々。
これは逃げられなさそうだな...
「お袋が昔から俺の事をそういう風に呼ぶんだよ...」
恥ずかしい...死にてえ...
予想通り全員ニヤニヤしていて保宮は吹きそうになるのを我慢していた。ちくしょう...和樹...覚えてろよ...
「かわいいですねれーくん(ニヤニヤ)」
「かわいいじゃんれーくん(ニヤニヤ)」
「い、いいんじゃ...プッ....な、ないか?プッ...れーくっ...プッ...」」
「やめてくれぇぇええぇぇええええ!!!!!」
なにこれ新手のイジメか!?!?
「お、そろそろいい時間だな...今日はここらへんでお開きにしようぜ。電車の時間もあるしな」
「ああ、そうだな」
現在時刻10時をもって、めでたく親睦会はお開きとなった。

「ごめんね。皆帰ったのに後片付け手伝ってもらっちゃって」
「いえ、いいんですよ。今日はお邪魔させてもらいましたし、それに美味しい料理までご馳走なって...」
他の3人は帰宅したが万葉里さんは後片付けが大変そうだと言い、残って手伝ってくれていた。
「でも、楽しかったね。正直またやりたい」

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