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約束も
なかりて君は
戻りける
侘しきわれは
いかに生くべき
約束もなにもない…あり得ようもない…。
次にいつ来るのか…そんなことも分からない…。
彼は何も言ってはくれず、あっという間に帰ってしまった…。
この想いは届くこともなく…この先もきっと…。
そんな淋しさと哀しみを胸に、私は…どう生きてゆけば良いのだろうか…。
わが身世に
無からむとして
隠るれば
君への恋ぞ
忘るるものかな
この世界…最初から私なぞ居なかったとしたら…。
もしそう考えて私がどこかに隠れ、ひっそりと一人で生きてゆければ…彼への想いは消せるのだろうか…?
今度はいつ会える…今度はどんな言葉をかけてくれる…今度はどんな顔を見せてくれる…。
そんなことを考えながら生きる苦しさから開放され、私は自由になるのだろうか…?
いや…それでもきっと…毎日、彼のことを想うに違いない…。
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