暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マブラヴ
1201話
[4/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
らな。
 サーヴァントと戦うのは無理でも、半サーヴァントの綾子となら互角に戦えるかもしれない。

『ふむ。しかし、それ程に特異な世界であるというのなら、ゲートを設置出来なかったのは痛いな。魔法という意味ではネギま世界があるが、その手の存在は貴重だからな』

 ウズミの言葉に全員が頷き、ハワードが何かに縋るように俺の方へと視線を向ける。

『アクセル代表、そのFate世界という場所に何とかゲートを繋げる事は出来ないのですか?』
「残念ながら出来ないな。こっちも好きでそうしている訳ではなく、出来れば繋げたいと思っている。向こうには置いてきた女もいるし」
『……アクセル代表は相変わらずお盛んじゃのう』

 近右衛門の言葉に全員が頷いていた。
 色々と言い返したい事はあるが、凛と綾子という2人をこの手に抱きたいと考えているのは事実である以上、迂闊な事を言えば藪蛇だろう。
 取りあえず、話を逸らすべく空間倉庫からゲイ・ボルクを取り出す。
 その赤い槍を目にした近右衛門達は、全員が息を呑む。
 誰しもがこの場にいるような者達だ。当然本物を見る目はあるのだろう。
 幾つもの芸術作品や工芸作品を見てきた者達でさえ息を呑む、圧倒的な雰囲気を放つ槍。それが、このゲイ・ボルクだ。

「ランサー……クー・フーリンから形見分けされた槍、ゲイ・ボルクだ」
『これは……何と……』

 誰が漏らした声なのかは分からないが、感想はその一声だけで十分だった。
 特に星刻は、自分も武術を嗜んでいるだけに、この槍の凄みをこれ以上ない状態で受け取っている。
 まぁ、普通ならそうだよな。

『他にも……何かあるのですかな?』

 ハワードの言葉に、ルール・ブレイカーを取り出す。
 だが、それを見て浮かべられた表情は、ゲイ・ボルクの時と比べると大分劣っている。
 ……近右衛門だけはルール・ブレイカーに何かを感じ取ったのか、ゲイ・ボルクを見た時よりも強張った表情を浮かべているが。
 まぁ、魔法使いにとっては致命的な宝具ではある。
 特にネギま世界の魔法使いの場合、仮契約とかでパートナーを有している事が多いが、それを全て無効化出来るのだから。
 特に俺の気配遮断や影のゲートを使った奇襲方法を考えれば、仮契約している相手はいい獲物でしかない。

『ふむ、確かにアクセル代表にとっては便利かもしれないが……魔法がまだあまり広まっていないこちらとしては、それ程使い勝手は良くなさそうですな』

 ハワードの言葉にウズミや星刻が頷いているのが分かる。
 まぁ、こっちはこういう反応でもおかしくはない。

「ちなみに、こういうのもあるが……残念ながらこっちは金ぴか……ギルガメッシュから奪った宝具で、真名解放というのが出来ない奴だ」

 金ぴか
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ