マブラヴ
1201話
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らな。
サーヴァントと戦うのは無理でも、半サーヴァントの綾子となら互角に戦えるかもしれない。
『ふむ。しかし、それ程に特異な世界であるというのなら、ゲートを設置出来なかったのは痛いな。魔法という意味ではネギま世界があるが、その手の存在は貴重だからな』
ウズミの言葉に全員が頷き、ハワードが何かに縋るように俺の方へと視線を向ける。
『アクセル代表、そのFate世界という場所に何とかゲートを繋げる事は出来ないのですか?』
「残念ながら出来ないな。こっちも好きでそうしている訳ではなく、出来れば繋げたいと思っている。向こうには置いてきた女もいるし」
『……アクセル代表は相変わらずお盛んじゃのう』
近右衛門の言葉に全員が頷いていた。
色々と言い返したい事はあるが、凛と綾子という2人をこの手に抱きたいと考えているのは事実である以上、迂闊な事を言えば藪蛇だろう。
取りあえず、話を逸らすべく空間倉庫からゲイ・ボルクを取り出す。
その赤い槍を目にした近右衛門達は、全員が息を呑む。
誰しもがこの場にいるような者達だ。当然本物を見る目はあるのだろう。
幾つもの芸術作品や工芸作品を見てきた者達でさえ息を呑む、圧倒的な雰囲気を放つ槍。それが、このゲイ・ボルクだ。
「ランサー……クー・フーリンから形見分けされた槍、ゲイ・ボルクだ」
『これは……何と……』
誰が漏らした声なのかは分からないが、感想はその一声だけで十分だった。
特に星刻は、自分も武術を嗜んでいるだけに、この槍の凄みをこれ以上ない状態で受け取っている。
まぁ、普通ならそうだよな。
『他にも……何かあるのですかな?』
ハワードの言葉に、ルール・ブレイカーを取り出す。
だが、それを見て浮かべられた表情は、ゲイ・ボルクの時と比べると大分劣っている。
……近右衛門だけはルール・ブレイカーに何かを感じ取ったのか、ゲイ・ボルクを見た時よりも強張った表情を浮かべているが。
まぁ、魔法使いにとっては致命的な宝具ではある。
特にネギま世界の魔法使いの場合、仮契約とかでパートナーを有している事が多いが、それを全て無効化出来るのだから。
特に俺の気配遮断や影のゲートを使った奇襲方法を考えれば、仮契約している相手はいい獲物でしかない。
『ふむ、確かにアクセル代表にとっては便利かもしれないが……魔法がまだあまり広まっていないこちらとしては、それ程使い勝手は良くなさそうですな』
ハワードの言葉にウズミや星刻が頷いているのが分かる。
まぁ、こっちはこういう反応でもおかしくはない。
「ちなみに、こういうのもあるが……残念ながらこっちは金ぴか……ギルガメッシュから奪った宝具で、真名解放というのが出来ない奴だ」
金ぴか
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