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。
「私が買ってくるから、陸はここで待ってて。」
「俺も行くからいいよ。」
「いいから、陸はここで待ってて。」
「んー、わかったよ。」
「何がいい?」
「空と一緒のでいいよ。」
「わかった。」
はぁー
マジでさっきのジェットコースターはヤバかったなー。
死ぬかと思ったー。
もう、あれには乗りたくないな。
それにしても、空はよく平気だったな。
「はいっ。持ってきたよ。」
話をすればと言うやつだ。
「ありがとう。」
昼飯を食べ終えると。
「そろそろ行くか。」
「そうだね。」
その飲食店を出た。
「あっ、あのストラップ可愛い。ねぇお揃いにしようよ。」
「おー、それいいな。」
そのストラップをお揃いで二つ買った。
少し歩くとゲームセンターが見えた。
「ゲームセンターもあるんだ。プリクラ取ろうよ。」
「あの目がでかくなるやつか。」
「だめ?」
上目遣いで聞いてくる。
「しょうがねぇなー。」
そんな顔されたら断れるわけねぇだろ。
「やったー。」
無邪気な笑顔で喜んだ。
ウィーン
ゲームセンターの自動ドアが開く。
「あのぬいぐるみ可愛いー。」
「どれだ?取ってやるよ。」
「あれだよ、あの可愛いおさるさん。」
空の指の先を見ると、猿と言うよりゴリラだ。
しかもその手には、血まみれの刀を握っていた。
「ほ、本当にあれでいいのか?」
俺は空に確認を取る。
「うん!」
笑顔で答えた。
「じゃあ取るぞ。」
「早く早くー。」
五千円ほど使い少しずつ落し口に近づけてやっと落ちた。と思ったが最後の最後で刀が引っ掛かっりやがった。
「なにーーー!」
手こずらせやがって素直に落ちろよ。
でも、次で最後だ。
覚悟しろ。
百円を入れてボタンを押した振動でゴリラは落ちやがった。
「えーーー。」
もーちょっと粘れよー。
「やったー。落ちたよ。陸!ありがとう。」
ゴリラを抱き締めて空は、はしゃいで喜んでいた。
空に抱えられてたらゴリラも可愛く見えて来るぜ。
ちょっと待てよ。
空に抱き締められてるなんて、なんて羨ましいゴリラだ。
「陸、プリクラ取りにいくよ。」
そのまま、ゴリラを抱き締めてプリクラの方へ歩き出す。
「プリクラってどうやって取るんだよ。」
「陸は、私の言うこと聞いてればいいの。」
空はプリクラの中へ入って行く。
それに続いて俺も中へ入る。
「ほら、もっとこっち来て。」
「あ、はい。」
カシャッ
「うおっ!」
フラッシュたきすぎだろ。
目がチカチカする。
何枚か撮り終え落書きも終えると空が外に出て写真を取りに行った。
「陸、目つぶってるじゃん。こっちは驚いてるし。」
写真を見ながら笑った。
「しょうがないだろ。ほら、早く来ないとほって行くぞ。」
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