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冬虫夏花
1部分:第一章
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のだった。しかし夏になるとこれが。見事なまでに一変するのであった。
「お早う」
 学校に来たのは健康的な美少女だった。短く折ったスカートに茶色の長い腰どころか膝まである髪を頭のやや上で束ねてポニーテールにして白いブラウスからは胸が零れそうである。目ははっきりとして大きく細い眉も気が強そうである。しかし顔立ちははっきりとしており整っている。そんな彼女がクラスに入って来て皆に元気よく挨拶をするのだ。肌は奇麗に焼けて小麦色のそれを皆に見せている。

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