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問題児たちが異世界から来るそうですよ?〜金糸雀の隠された遺産〜
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ギフトゲーム
コミュニティ ノーネーム
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「あ?・・・お前らまさか、黄泉とキャロか?」
「わぁっ!十六夜兄だ!本物の十六夜兄だぁっ!」
黄泉は嬉しさの余り十六夜に飛び付いた。
「っと・・・お前らやっぱ成長したな」
十六夜は飛び付いて来た黄泉を受け止め、キャロに言う。
「まぁね。焔兄もそっちにいると思うよ。太陽主権・・・だったっけ?アレに」
「おい駄神。太陽主権ってどういう事だオラ」
「むぅ・・・それに関しては私からのノーコメントだ・・・。メタくなっても良いなら話すがの」
「遠慮しとくぜ。・・・で、そこの狐は?」
「儂は九十九蓮夢じゃ」
「そうか。俺は逆廻十六夜だ」
「話が長くなるので多少は割愛するがの・・・この者達はノーネームの新戦力じゃよ。黄泉等の事ならお主も知っておるだろう。」
白夜叉は黄泉達を見、言う。
「まぁな。キャロは兎も角として黄泉。お前の恩恵は・・・」
「?」
黄泉は意味が良くわからないらしく、首を傾げた。
9歳児に恩恵の事を聞くのは難しいのかもしれない。
「・・・はぁ。まあ後々わかるだろ・・・で、黒ウサギ」
「は、はいっ!」
「これは俺の勘だが・・・俺は暫く箱庭に戻れねぇかも知れねぇ。だからこいつらを守ってやってくれ」
「Yes!了解したのですよ!」
黒ウサギはウサ耳をウサッ!と伸ばし、応じる。
「それでアレなんじゃが・・・早速お主等の恩恵鑑定といこうではないか。今回もよろしくサービスじゃ!」
白夜叉がパンパン、と柏手を打つと、3枚のカード・・・ギフトカードが黄泉、キャロッセ、蓮夢の手に現れた。
「それはギフトカードです。それを持っているだけで魔王とのギフトゲームでの生存率が上がる、とても重要な物なんですよ!そして何より自分の恩恵がわかる他に、様々な恩恵を収納する事が出来るのです!」
「ふぅん・・・白夜叉さん・・・だっけ?これ、なんて書いてあるの?」
黄泉は9歳児故、漢字が読めない。
「それはの・・・正体不明▼・・正体不明じゃと!?小僧、どういう事だ!」
白夜叉は驚きのあまり目を見開き、十六夜に問いかける。
「それに関しては俺もわかんねぇな。どうやら俺とは別物みたいだが・・・」
「・・・キャロッセと言ったな。お主は?」
白夜叉は考えるのをを諦めた。
9歳児に、聞いたとしても情報が得られないからである。
「・・・南蛮色の道化師(トリックアンドトリート)▼・・か」
キャロッセは白夜叉が話し掛けているのに気付かず、自身のギフトカードを見つめていた。
「聞いてないのう・・・蓮夢はどうかの?」
「どうもこうも。殺生石≠カゃよ」
「・・・!」
おそらく殺生石でピンと来たものもいるだろう。
「ふむ・・・これまた個性的な恩恵じゃ。大切にすると良い!」
白夜叉は明るく振る舞う反面、驚愕していた。
正体不明が2
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