機動戦士ガンダムSEED編
第24話
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こっちとしちゃ傍迷惑でしかないがな」
デュエルの左肩部に搭載されている“220径5連装ミサイルポッド”から発射されるミサイル群を突撃機銃で撃ち落としていきながら、右手に装備した無反動砲を上空に向ける。
オレのジンの位置はアークエンジェルの甲板上。グゥルで空を飛行できる敵側に対し、此方は長時間飛行する手段が無い為固定砲台としてG4機に射撃戦を繰り広げている。
──この1ヶ月間の戦闘でかなり弾薬を消費しており、事前に買い溜めしておいた分はほぼ無く突撃機銃の弾薬はこの戦闘で保つかどうかギリギリという量しかない。そのためこのまま続ければいつか残弾を切らして迎撃不可能となり、オレが撃墜される処か最悪ブリッジに撃ち漏らしたミサイルが被弾するという可能性が大いに有り得た。
だから、ここを凌ぐにはまず目の前のデュエルを早急に沈める必要があるのだ。
デュエルが駆るグゥルに狙いを定め無反動砲の引き金を引いた。撃ち出された砲弾は真っ直ぐにグゥル目掛けて飛んでいくものの、デュエルは危なげなくさらに上空へ上がることでそれを回避する。
お返しとばかりにデュエルはミサイルポッドと右肩部の“115mmレールガン シヴァ”、ビームライフルによる一斉射撃を繰り出した。上空からの猛攻をミサイルは撃ち落とし、ビームとレールガンはギリギリのタイミングで避けながら対抗策を模索する。
やはり上空の敵に攻撃を当てるのは難しい。バルトフェルドの部隊に配備されていた戦闘ヘリは動きがそこまで速くはなかったから当てる事ができたが………どうするか。
このまま持久戦に持ち込み彼方の弾薬叉はバッテリーが切れるのを待つか? 否。それを実行するには此方の弾薬が足りない。
それとも他の連中に此奴の相手を任せるか? 否。他の奴らもそれぞれ敵の相手で忙しい。救援なぞ求められない。
オーブ軍が介入して来るのを待つか? 否。最初の選択肢と同じじゃないか。それに確実に来るとは限らないんだ。この手は使えない。
となれば方法は一つ位しか浮かばないが──短時間とはいえ飛行できるストライカーパック装備のストライクならまだしも、ジンで上手くいくかどうか……
「!?」
そんな時だ。横を通過した一筋のビームが甲板に直撃し、着弾した部分がその熱量に耐えきれなくなり爆発を起こしたのだ。
──アークエンジェルの装甲材がラミネート装甲だからビームなら当たってもどうにかなると思い避けまくってたが、もう耐えれなくなったか。これでは今までの戦術を続ければアークエンジェルの被害は拡大する一方だ。となると──
「……もうやるしかないって事か」
覚悟を決め、まずは少しの間時間を作る為にデュエル目掛けて無反動砲を発射する。その砲撃は此方に尚も向
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