進級試験とウロボロス
中級昇格試験に関しての説明事項
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から無言で頷いた。ついでにオカ研や旧校舎以外ではリアスの事を呼び捨てにしているが、最近では部長よりもリアスと呼んでる方が多いと思った。俺ら三人はグラスをコンと鳴らして、改めて二人の昇格に対して乾杯後に俺から告げた。
「そう言う訳で来週、朱乃と祐斗の二人は冥界にて中級悪魔昇格試験に参加な。今の所、一番近い試験日だからな」
「一誠君、それは本当かい?いくら何でも急な話だね」
「中級悪魔の試験って、確かレポート作成と筆記と実技でしたわよね?実技はともかく、レポートと筆記試験は大丈夫かしら?」
祐斗がそう言い朱乃が続くが、コイツら二人なら筆記やらレポートを心配していない。最近の昇格試験は、人間界の試験を見て真似ているからな。
「心配いらんだろ、筆記は朱乃と木場なら全く問題ないだろうよ。悪魔の基礎知識と応用問題、それとレーティングゲームに関する事が出されるがお前ら二人にとっては今更でもあるしな。レポートは何を書くんだっけか?一ちゃん」
アザゼルが俺に聞いて来るので、俺はタブレットを空間から出して昇格試験に関してを説明した。
「試験の時に提出するレポートは、『中級悪魔になるとしたら何をしたいか?』と言う目標と野望をテーマにしている。重要な点としては『これまで得てきたモノ』と一緒に書くのがポピュラーだろう」
「全て言われてしまいましたが、今回のテーマがそれとなっております。今後の目標と今まで転生悪魔として得てきたモノを書く事については、人間界だと作文のような感じです。中級悪魔に昇格する悪魔の大半が、人間からの転生者なので人間界の試験を参考にし作成しております」
昔なら兎も角、現代は人間から転生悪魔になる奴が多い。それに合わせて試験内容を決めているが、それを含めて俺も関係しているんだよなー。試験日当日は俺、と言うより蒼い翼からの派遣により試験官をする事になった。最近試験に関して作成しているのも俺がやっているが、面接と実力に関してをやっているから非常に面倒な日々となる。
「何はともあれ、レポートの締切が試験当日となっているからな。まずはそれ優先とした試験勉強をやってもらうぞ・・・・お前らの頭ならイケると思うが、一応だから試験前日に模擬試験を開催する。それと実技に関してはパスな?そんなのなくとも実技では本番でも大丈夫だ、俺が保証するから安心しとけ」
「分かりましたわ、一誠さんがそう言うのであればまずは筆記試験に関して再確認したい所でしたの。レポートに関してもですが、基礎知識と応用問題の確認を一誠さんと一緒に勉強したいです」
「そうだね。僕も丁度再確認したいから、いいかな?一誠君」
「本来なら俺は忙しい身だが、二人に頼まれたのであれば出来る限り補佐しようか。ま、俺より専用タブレットを持ったメイドらに聞い
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