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リアルアカウント 〜another story〜
account 2 ゲームの始まり
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〜〜っと、彼の方見てたもんね?」
「ぁぅ……」

 一気に顔を赤らめてしまう少女。


 その後は、言及を必死に躱そう、躱そうとして、ドツボにどんどん嵌っていくのだった。











 そして、帰り道。

「あはは……、琴美もリアアカ、してたんだね。やっぱり 僕とは違うみたい……」

 学校での着信。それは、リアアカからだった。《つぶやき》《会話(チャット)》に、妹からの発言があったのだ。


――祝♪ リアアカ開始、ヽ(*´∀`)ノオメデト─ッ♪


 との事だった。
 
「琴美は、やっぱり強いよ。僕なんかよりもずっとずっと、しっかりして……。これじゃ どっちが歳上か。兄なのか、姉なのか……」

 苦笑いをしつつ、デパートへと向かっていった。

 そして、しっかりとB店で 今日の献立の買い物を済ませ、帰路に着く。

「うーん。やっぱり18時以降の半額シールは無理だったけど、うん。節約は出来たね。うんうん♪」

 
 ほくほく、とさせながら 家に到着した。

「おかえり〜、お兄ちゃん! 下準備、出来てるよー」
「うん。ただいま。……あはは」
「ん? どうしたの??」
「いーや、何でもないよ。……一緒に準備しよう」
「うん!」

 傍から見れば、新婚さん、いらっしゃい! 状態だが 誓っていうが、間違った方向へは進んでいないし、進まないだろうと、熱弁をしておこう。あくまで親愛なのである。

「それでね、お兄ちゃん……、その……」
「うん? どうしたの?」

 準備も終えて、一緒に夕食をとっている時だ。
 琴美は、昨日の話と、今朝の出来事 それを話そうと思った。白昼夢を見た、なんて 話しても普通は中々信じられるものじゃない。だけど、今だったら……、と思えたのだ。

 だけど……、得体の知れない不安が琴美を襲っていたから……。

「ん、んーん。何でもないよ?? あ、そ、そーだ。ついに、お兄ちゃんも本格的に、リアアカ、始めたんだね?? 私のメッセージ、みてくれた? 既読にはなってたけど」
「あ、うん。勿論だよ。あははは……、まだまだ、初心者だから、判らない所が多いけど」
「だよねー。うん、あ、1だけ注意事項! 《既読スルー》って判る?」

 琴美は、指を立てて、説明を開始した。まるで、その姿は、宛ら教師の様だ。

「ん? 既読する? それ、文法、おかしくない? だって、既読って、そのまま《既に読んだ》っていう意味だから、それだったら、《既読にする》が正しいと思うんだけど」

 大真面目で返す圭。
 こちらも、まるで教師の様に琴美にいう。

 それを訊いて、琴美は がくっ! と膝を落とした。そして小声で『流石|初心者《ニュ
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