account 2 ゲームの始まり
[4/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
〜〜っと、彼の方見てたもんね?」
「ぁぅ……」
一気に顔を赤らめてしまう少女。
その後は、言及を必死に躱そう、躱そうとして、ドツボにどんどん嵌っていくのだった。
そして、帰り道。
「あはは……、琴美もリアアカ、してたんだね。やっぱり 僕とは違うみたい……」
学校での着信。それは、リアアカからだった。《つぶやき》《会話》に、妹からの発言があったのだ。
――祝♪ リアアカ開始、ヽ(*´∀`)ノオメデト─ッ♪
との事だった。
「琴美は、やっぱり強いよ。僕なんかよりもずっとずっと、しっかりして……。これじゃ どっちが歳上か。兄なのか、姉なのか……」
苦笑いをしつつ、デパートへと向かっていった。
そして、しっかりとB店で 今日の献立の買い物を済ませ、帰路に着く。
「うーん。やっぱり18時以降の半額シールは無理だったけど、うん。節約は出来たね。うんうん♪」
ほくほく、とさせながら 家に到着した。
「おかえり〜、お兄ちゃん! 下準備、出来てるよー」
「うん。ただいま。……あはは」
「ん? どうしたの??」
「いーや、何でもないよ。……一緒に準備しよう」
「うん!」
傍から見れば、新婚さん、いらっしゃい! 状態だが 誓っていうが、間違った方向へは進んでいないし、進まないだろうと、熱弁をしておこう。あくまで親愛なのである。
「それでね、お兄ちゃん……、その……」
「うん? どうしたの?」
準備も終えて、一緒に夕食をとっている時だ。
琴美は、昨日の話と、今朝の出来事 それを話そうと思った。白昼夢を見た、なんて 話しても普通は中々信じられるものじゃない。だけど、今だったら……、と思えたのだ。
だけど……、得体の知れない不安が琴美を襲っていたから……。
「ん、んーん。何でもないよ?? あ、そ、そーだ。ついに、お兄ちゃんも本格的に、リアアカ、始めたんだね?? 私のメッセージ、みてくれた? 既読にはなってたけど」
「あ、うん。勿論だよ。あははは……、まだまだ、初心者だから、判らない所が多いけど」
「だよねー。うん、あ、1だけ注意事項! 《既読スルー》って判る?」
琴美は、指を立てて、説明を開始した。まるで、その姿は、宛ら教師の様だ。
「ん? 既読する? それ、文法、おかしくない? だって、既読って、そのまま《既に読んだ》っていう意味だから、それだったら、《既読にする》が正しいと思うんだけど」
大真面目で返す圭。
こちらも、まるで教師の様に琴美にいう。
それを訊いて、琴美は がくっ! と膝を落とした。そして小声で『流石|初心者《ニュ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ