第5話 ネオ・アルカディアの列車
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、こちらに戻ってくる。
完全に油断していたフラクロスは戻ってきたシールドブーメランに脇腹を深く斬り裂かれた。
「ぐおっ!?」
「喰らえっ!」
シールドブーメランで脇腹を斬り裂かれ、ふらついているフラクロスに向けてチャージショットを放つ。
「くそ!舐めるんじゃねえ!!」
ふらつきながらも咄嗟に電撃弾を放ってチャージショットを相殺する。
「やはり簡単にはいかないか…」
バスターを収めると、セイバーを構える。
「今度はこっちの番だ!ブーメランクロウ!!」
勢い良く爪を振るい、ソニックブームを繰り出す。
ゼロはダッシュしながらかわし、チャージセイバーを繰り出そうとしたが…。
「待ってたぜ…お前が俺に近付く時をな!テイルスパーク!!」
列車上面、側面に電流を流すフラクロスの最大の技が繰り出され、一億ボルトの電流がゼロに炸裂する。
「ぐっ……!!」
一億ボルトの電流をまともに浴びたゼロに、フラクロスが勝利を確信して大笑する。
「どうだ!?テイルスパークは俺の最大の技だ!これを喰らって生きているレプリロイドなど……」
「……はあっ!!」
しかし、ゼロはフラクロスが今まで倒してきたレプリロイドとは一線を画する存在だ。
フラクロスの一億ボルトの電流に耐えきり、チャージセイバーを叩き込む。
「が…っ、な、何……?」
「叩き斬る……!!」
チャージセイバーを喰らって、仰け反ったフラクロスにセイバーの三連撃を喰らわせる。
「この野郎!!」
フラクロスも爪を振るうが、ゼロは予備のセイバーも発現させ、二刀流で挑む。
時間経過と共に段々とフラクロスの動きを見切り、徐々に追い詰めていく。
「くっ…ど、どうなってやがるんだ…奴もダメージを受けているはずなのに動きが鈍くなるどころか良くなっていやがる…!?」
フラクロスは知らないが、ゼロにはラーニングシステムが搭載されており、戦いの中で自身の基礎性能を向上させる能力があるのだ。
つまり戦えば戦うほど、ゼロは強くなっていくのだ。
戦いの合間に二本のセイバーが強く輝いていき、ゼロは隙を見て二刀流のチャージセイバーを叩き込もうと言うのだろう。
それをまともに喰らえば傷付いた今のフラクロスなどひとたまりもない。
「(くっ、冗談じゃねえ!あんなのまともに喰らえるか!!)」
ダブルチャージセイバーが繰り出されたが、フラクロスはジャンプしてかわした。
そしてゼロに向けてソニックブームを放とうとした瞬間。
「あ…?」
突如、フラクロスの視界が反転した。
目の前には鎖のような光刃があり、ゼロがチェーンロッドを繰り出し、フラクロスの首を斬り裂いたのだ。
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