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転生とらぶる
マブラヴ
1200話
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してはこっちを何とか取り込みたい、こっちの技術を奪いたいと思っていたんだ。シャドウミラーの代表である俺が消えたというのは、向こうにとっては仕掛けてくるのに十分な判断材料だったのだろう。
 ……ただし、誤算だったのはシャドウミラーは俺がいなくても十分に動けるだけの自由性を持っていたって事か。
 そもそも、俺が代表という扱いになっているのは殆ど成り行きのようなものだ。
 このホワイトスターに俺達が避難した直後ならまだしも、今は俺がいなくてもシャドウミラーの運営に支障はない。
 あるとすれば……ニーズヘッグを使った戦闘力に、新しい世界を調べる事が出来ないといった程度だろう。
 実働班、技術班、政治班といった具合にシャドウミラーの組織を分けたのは、元々今回のように俺が転移でいなくなった時の事を考えてだし。
 まぁ、今回はリュケイオス以外の転移だったから、色々とあったのだろうが。

「火星の件に関しては分かった。なら、地球上のハイヴは?」
「そっちも新しいハイヴ攻略はされていないわ。ただ、こっちはしょうがない一面があるわね。元々私達が協力した事でハイヴ攻略が一気に進んで、占領したハイヴを基地として使う為の工事とか、そういうのがあったのも事実だもの。アクセルが消える前にはハイヴの基地化がかなり難航していたってのを覚えているでしょ?」

 レモンの言葉に、頷きを返す。
 しかも、その基地化を邪魔しようとして恭順派やら、オルタネイティヴ5派やらがゲリラ的に攻撃をしてきたからな。
 もっとも、最終的にそっち関係は殆ど捕らえるか撃破する事に成功したんだが。

「この1年で、大分占領したハイヴの基地化は進んだわよ。勿論完璧って訳じゃないけど、それでも一段落出来たのは間違いないわ」
「なるほど。まぁ、そっちはそっちで良かったんだな。なら、まず俺達がやるべき事は各世界の窓口に俺が戻ってきたってのを知らしめてから、火星のハイヴ攻略でG元素を入手か?」
「そうね。でも、出来ればハイヴはある程度残しておいて、継続的にG元素を入手出来るようにしたいわ。……ま、これからの事に関しては明日にでも考えましょ。とにかく今日は、久しぶりにアクセルが帰ってきたんだから……ね?」

 艶っぽい視線を向けてくるレモンに笑みを浮かべ、俺はレモン達9人と共にベッドルームへと向かい……この1年の不在を埋めるかのように熱い夜を過ごすのだった。
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