マブラヴ
1200話
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うのが大前提にある。それは、決して間違えようのない事実だと言ってもいい」
「……本当に?」
確認するような視線を向けてくる円に、そして他の3人に自分の疚しいところはないとばかりに頷きを返す。……いや、凛と綾子を自分の意思で抱いたのは、円達にしてみれば疚しいんだろうけど。
そのまま俺の目をじっと見据えていた円達4人は、やがてそのまま数分程お互いの目を見つめ合う事になり……
「ま、いいわ。確かに今のアクセル君を見ている限りだと、その辺を心配する事はあまり必要なさそうだし」
やがて円がそんな風に呟き、見つめ合うという行為は終わりを告げる。
どうやら信じて貰えたらしい。
「けど、アクセル君が高校生まで毒牙に掛けるようになったとしたら、色々と面倒な事になるかもしれないわね」
「そうですわね、ただでさえアクセル君の女好きは悩みの種でしたのに」
「フフフ。これで女好きじゃなくて女癖が悪いんだったら色々と私の長ネギも出番があったのに」
「女好きと女癖が悪いって、意味的に変わらなくない?」
そんなやり取りをしていた従者組だったが、それもレモンが手を叩いたところで終わりを告げる。
「はいはい、そこまでよ。取りあえずアクセルの件はそれでいいとして、次はこっちの世界で変わった件を話させて貰うけど、いい?」
「うん? ああ、そうだよな。1年も俺が留守にしていたのを考えれば、色々と変わって当然か」
特にマブラヴ世界。
ギアス世界、SEED世界、ネギま世界、マクロス世界といった世界は、既に大きな騒動を終えている。
何らかの騒ぎが起きたとしても、そう大きなものではなかった筈だろう。
だが、マブラヴ世界は1年前の時点では未だにBETAとの戦いが続いており、何より俺が消えたのは……
「マーズゼロを含んだ火星の件はどうなったんだ? 俺がFate世界に転移した時は攻略するという前提で話を進めていた筈だけど」
そんな俺の言葉に、レモンは首を横に振る。
「残念ながら、火星の攻略は延期されているわ」
「……やっぱり俺が消えたからか?」
「それが大きいでしょうね。何だかんだと、マブラヴ世界でBETAをゴミの如く仕留めてきたのはニーズヘッグの活躍が大きかったもの。そのニーズヘッグを操るアクセルがどこへともなくいきなり消えたというのは、マブラヴ世界の人達へ不安を抱かせるのに十分だったのよ」
「けど、アメリカや日本、アフリカ、中東、イギリスなんかの俺達の友好国はこっちの提案に乗り気だった筈だろ?」
「そうね。ただ、アクセルがいなくなった時点で反対にはならなかったけど、積極的に賛成って雰囲気でもなくなったのよ。……まぁ、ソ連とかは積極的に反対の姿勢になったけど」
またソ連か。
いや、元々向こうと
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