マブラヴ
1200話
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何故か思い切り納得の表情を浮かべるレモン。いや、レモンだけではなく全員が頷いてレモンに同意している。
「そんな納得のされた方は余り面白くないんだけどな。……まぁ、それはともかくとしてだ。ルールブレイカーとゲイ・ボルクの方は俺がこのまま使うけど、他に金ぴかから奪った宝具は技術班に渡すから研究材料にしてくれ。ああ、でも宝具として真名解放は出来ないけど、純粋に武器としての性能はかなりのものだからムラタ辺りには渡した方がいいかもな」
物干し竿があればムラタにとってはベストだったのかもしれないが、そういう意味だとちょっと早まったか? ……いや、これからFate世界で綾子が凛と共に歩むというのなら、物干し竿は決してあって困るものではない筈だ。
「そう、ね。魔力を纏っている武器というだけで結構珍しいから、研究はしてみるわ。上手くいけば、シャドウミラーの機体にも魔力を纏わせるという事が出来るかもしれないし。ただ、ニーズヘッグの方も調べさせて貰うわよ?」
「分かっている。何度か戦いで使っているから、整備と補給は必要だしな。特にフレイヤを1度使ってるから、そっちの補給はしておきたい」
ラグナロクと違い、フレイヤは実弾の武器だ。使用すれば当然消費してしまい、エネルギー兵器のように無尽蔵という訳にはいかない。
「他にも、技術班には最優先事項でやって貰いたい事がある」
「……最優先事項?」
小首を傾げるレモンに頷き、その研究内容を口にする。
「俺がいた、Fate世界。その世界の座標を特定し、リュケイオスで行き来出来るようにして欲しい」
その言葉を聞いたレモンは、小さく笑みを浮かべて口を開く。
「何で、なんてことは聞かないわよ? アクセルの性格を考えれば、何をしたいのかは分かっているし」
「遠坂凛と美綴綾子、か。まぁ、アクセルの女好きというか、女運というか、女難というか。ともあれ、そのようなものを考えた場合、アクセルが新しい女を作るのは普通に予想出来ていたからな。寧ろ、2人だけだったというのが驚きだ。てっきり4人も5人も連れて来てもおかしくはないと思っていたのだから」
コーネリアのその言葉に反論しようと思ったが、よく考えればあやかたちをネギま世界から4人一緒に連れて来てるんだよな。
その辺を考えれば、俺としても迂闊に反論は出来ない。
……そもそも、恋人9人と同棲している時点で色々と文句を言える状態じゃないのは事実だが。
そんな風に悩んでいると、不意に美砂が口を開く。
「寧ろ、私としてはアクセル君に対して文句を言いたい事は別にあるんだけど」
「あ、美砂も? うん、私も」
「ですわよね」
「そうねぇ。確かにあやか達の言いたい事は分かるような気がするわ」
そんな従者組の言葉を聞き、
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