第七章 神隠し
第一話 行方不明
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大した知識じゃないけど。消去法で・・・
霊力じゃないですよね。この世界にないのは確認済みです。
たとえ妖怪がいたとしても、人に手を出したって利益より不利益まみれだから有り得ないし・・・」
本当にこの世界は霊力は本の中の話。
まぁ元の世界も霊力なんか信じるやついなかったからな〜同じか。
「誘拐・・・いや、あのカゲを誘拐出来るわけないか。
一般人の線はなしか。殺し屋?」
さすがにその単語には皆、リアクションがあった。
「トリオン体には無理か。
だとすると、不愉快ながら・・・魔法使いか。」
「・・・!?」
「その確率も低いんですよね〜
影浦隊、那須隊の連絡がつかないことから二つの隊は同時に起きた。
二つの隊にかけるだけの魔法使いはそういませんから。
殺すのが一番難しいから魔法使いの仕業なら多分生きてます。」
「殺すのが難しい?」
「人の命は意外に奪いにくいんですって。
それを魔法で、しかも多数に一気にやるのは相当大変なはず。
せいぜい眠らせて誘拐が妥当です。
まぁ、魔法使いがらみの可能性なんか10%ですが、一番可能性高いからな〜」
忍田本部長がすごく複雑な顔をしている。
見たこともない魔法使いや魔法の話なのだから仕方がない。
相変わらず、風間さんは冷静だが。
「お前ならどう処理する。」
「私ならむやみに行かず、聞きこみをして・・・
とにかく調査ですね。それから何の仕業か目星をつけますかね」
「お前に頼めるか」
「却下」
「理由は?」
「だって、私が行って帰れなかったら?本当に魔法使いだったら?
対処できるのは私ぐらいじゃん。」
「なるほど。なら誰に任せる」
風間さんは相変わらず話がわかる21歳だな。
見た目は頭が固そうだけど。
「ん〜米屋、出水、緑川かな」
忍田本部長は疑いの眼差しを向けた。
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