『再:舞とカズ』
[1/4]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
桜に連絡が入る。
舞に、カズが来るって伝える桜。
零は考えた。
カラオケ禁止。
人目に付く場所。
決めた!
『桜、街行こ!歩きながらでええない?舞、嫌?』
『街行くっ♪零と行くん久々過ぎっ♪』
『わかった。じゃあ連絡入れとく』
組長と話したこと、今は言わん方がええんやろなぁ...
妙に躍起になってる。
てか、桜がカズのこと好きなんやないんかってくらいのテンション。
今んとこ舞はカズに興味無いみたいやし...
桜が好きなら勝手に付き合えば良い。
舞を理由に逢うのはヤメて欲しい。
それとも、舞に彼氏が出来るかもって喜び?
解らん...。
舞がコンビニで新商品のお菓子に夢中。
桜に聞いた。
『なぁ桜、カズのこと好き?』
『んなわけないやん!』
『ホンマ?でも桜嬉しそうやし。舞は今んとこカズに興味無いで?』
『妹に彼氏できるかもって姉が喜んだらアカンの?』
『そんなんじゃない。桜の考えや気持ちが最近掴めんし不安なんや』
『...なにそれ、どぉゆうこと?』
『零はハッキリ言ってカズのことスカン!怖い!本能的に体が拒否する。笑顔の仮面の下は悪魔やとさえ思てる』
『なんなんそれ怖い!!根拠と情報は?』
桜が急に泣きそうな表情になった。
舞はお菓子に夢中。
舞に聞こえんように、組長と話したこと、調べてくれてることを打ち明けた。
暫く考え込む桜。
舞に呼ばれたから行った。
『零ー!!これ悩むーっ!期間限定!どっちにしよーかー』
『今すぐにでも食べたいのはどっち?』
『こっち♪』
『ほな今日はコッチにしぃ♪明日、もぉいっこの方また買いにこよっ♪』
『うんっ♪』
可愛い可愛い舞。
純粋で素直な舞。
傷ついて欲しく無い。
もう二度と酷い目に遭って欲しく無い。
桜はマダ難しい顔してた。
言うべきやなかったかな?
でも隠しとくのも変やし。
いざとなった時に困るし。
桜が言う。
『今断ったら変やし、ホンマに危ない人やったら逆に怖いし、約束通り街で逢う』
うん、打ち明けて良かった。
カズ発見。
一瞬、体が硬直した。
血が一気に早く流れた。
体が熱い。
血が騒ぐ。
怖い...ごっつ怖い。
今すぐ消してしまいたい。
衝動を必死で抑える。
目は見ん様にする。
幸い零は小さい。
カズは大きい。
零は152cm。
舞もあんまり変わらん。
カズは170cm以上はある。
至近距離だと逆に顔を見んで済む。
『舞チャン♪2度目ましてぇー』
わざとらしい甘い顔をする。
舞がひきつりながらも返事。
『はい...2回目ですね..
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ