第1章:平穏にさよなら
第24話「それから」
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という効果らしい。」
「ユニゾンデバイス..ですか。」
本当に限定された効果だな。
「ああ。管理局でも珍しいとされるユニゾンデバイス...まぁ、管制人格となるものがないと機能しないから、結局は無意味な融合だったがな。」
何かしらの生命体と融合して初めて効果を発揮するって訳か。
「だから、既にそれはロストロギアではない。...と言う事で今まで通りかやのひめが持っていてもいいという事だ。今までずっと身に付けていたからな。その方がいいだろう。」
「...そうね。私としても、その方がいいわ。」
思い出の塊でもあるからな。
「それと、これも一応返しておこう...。」
「これは....薔薇姫の...。」
渡されたのは折れたレイピアの柄の方。刃先の方はかやのひめ曰く、クルーアルに放った一撃で霊力を込めすぎたせいか消失したらしい。
「ああ。僕達が預かるより、かやのひめに持ってもらう方が、君を庇った薔薇姫としても、浮かばれるだろう?」
「....ありがとう。」
胸に抱きこむように受け取るかやのひめ。いくつか花が出現するが、さすがに誰もそれを指摘したりはしない。
「困った事、その他諸々で相談したい時は遠慮なくしてほしい。...こちらとしては、巻き込んだだけだからな。では、僕が送ろう。転送先は臨海公園だが...そこでいいか?」
「あ、そこでいいです。」
クロノに送ってもらい、僕達はアースラを後にする。
「じゃあ、いざという時は遠慮せず頼ってくれ。」
「ありがとう。...魔法が関係ない時でも、クロノやユーノとは友人として交流したい所だ。」
ちなみに、ユーノともあの数日間で仲良くなっている。...主に高町さん辺りのハチャメチャっぷりの愚痴を聞く感じだったけど。
「僕もだ。久しぶりに気の合う友人に恵まれたからな。」
「...じゃ、またいつか。」
「ああ。またいつか。」
握手をしてクロノは去っていく。...他の皆空気状態だったな...。
「お兄ちゃん、そういえば特に仲のいい男友達っていないよね。」
「うぐっ....!?」
緋雪....!そう言う心を抉る発言はやめてくれ...!
い、一応話をする程度の男友達なら結構いるから...!...特に仲のいい友達なんて司さんしかいないけどさ....。
「じゃあ、私はさざなみ寮に帰るね。多分、また神社とか翠屋で会うかもしれないけど。」
「あはは...そうですね。では、またいつか。」
「うん。またいつかね。」
神咲さんも久遠を抱えて帰っていく。
「....じゃあ、僕らも帰るか。かやのひめに家を紹介しないといけな
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