第1章:平穏にさよなら
第24話「それから」
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..。」
「あ、クロノ。」
管制室からクロノが出てきてそう言う。
「....君達も医務室に向かってくれ。無傷ではないだろう?」
「もう治っちゃった。」
「すいません、治癒魔法で既に治してます。」
「私もです。」
クロノの指示に緋雪、僕と答える。かやのひめさんもボロボロだったけど既に治ってる。
ずっと僕の治療魔法を掛け続けてたからね。
「はぁ...じゃあ、適当な客室で休んでいてくれ。」
「分かった。行くよー。」
「はーい。」
「あ、私もついて行くね。」
まぁ、管制室にいても何もする事ないよな。と言う訳なので、皆で移動する。
神咲さんもついてくるようだ。
「ところでお兄ちゃん、いつの間にかやのひめさんを呼び捨てにするようになったの?」
「えっ?」
「あれっ?そうなの?」
客室に入り、寛ぎ始めた所で、いきなり緋雪が僕にそう聞いてくる。司さんも知らなかったみたいだけど...いつ呼び捨てにしてるって気づいたんだ?アースラに戻ってからはかやのひめの名前を呼んでなかったはずだけど。
「戦闘中の念話でふと気になったの。ねぇ、どうして?」
「戦闘中...あぁ、あれか。...どうしてって言われても...なぁ?」
「...って、なんでそこで私に振るのよ!?」
全員の視線がかやのひめに向く。...って、神咲さんも気になってるんだ。
「....べ、別に、私の主なんだから、いつまでも他人行儀な呼び方は嫌だっただけよ。...そ、それだけだから!それだけだからね!他に理由なんてないから!」
「あー....(察し)。」
あ、緋雪は何となく分かってしまったらしい。そう言えば、明確な理由は僕も知らないな。
「...っと、そうだわ。緋雪、貴女もずっと敬称を付けてるけど、別にいいわよ。あ、後司、貴女もよ。」
「あれ?いいの?」
「...むしろ、あなた達兄妹が遠慮しすぎてるのよ。他の人達は呼び捨てだったわよ。馴れ馴れしいくらい。....一部子ども扱いしてきたけど...。」
子ども扱い....リンディ艦長辺りかな?
「うーん...でも、見た目的にも年齢的にも年上だから、さん付けははずせないかなぁ...。遠慮と言うか、自然とそう呼んでしまうって言うか...。司さんも同じ感じでさん付けのままだし。」
「そう...なら、仕方ないわね。」
さすがに強要はしないようでかやのひめは引き下がる。
「...私は呼び捨てはともかく、ちゃん付けに変えようかな?...ところで、この後はどうするつもりなの?魔法に関わるのかとか、そう言う分野で。」
「魔法...魔法かぁ....。」
正直
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