第4話 デュシスの森
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き回り、足場を不安定な物にしているが、ウロボックルは慣れているのか、ルインよりも素早く動いている。
跳躍して、ルインから距離を取ると、腕を足場に突っ込んだかと思えばルインの足元から腕が生えてきた。
咄嗟にジャンプでかわしながら、ZXバスターで反撃するものの、ウロボックルは変幻自在に動き回り、ルインに攻撃を仕掛けてくる。
「ああもう、やりにくい!ならこれならどうだ!!」
PXアーマーに換装してハンキングウェッジの鉤爪を天井に引っ掻けてぶら下がる。
「ファントム様!?」
今は亡き主に酷似した姿にウロボックルが思わず動きを止めた。
「喰らえ、十字手裏剣!!」
理由は分からないが、好機と見たルインは腕から巨大な手裏剣を発現させ、それを投擲した。
「それは、ファントム様の…!」
ファントムに酷似した攻撃まで使うことにウロボックルは驚愕して動揺するものの、手裏剣を何とか翻す。
着地した瞬間に足が動かないことに気付き、アルトロイドが凍結し、ウロボックルの足まで凍結していた。
「なっ!?」
「さっきのお返しだよ」
ファントムの次はレヴィアタンに酷似した姿…寒冷地・水中戦特化のLXアーマーに換装し、着地と同時にハルバードを足場に突き刺して凍結させたのだ。
「ファントム様の次はレヴィアタン様の能力まで…!?お、お前は何者だ!?」
「私?私は……イレギュラーハンター・ルインだよ」
更にハルバードに力を込めると、アルトロイドとウロボックルを完全に凍結させ、とどめを刺すためにHXアーマーに換装してセイバーをチャージする。
「喰らえ…プラズマサイクロン!!」
凍結したウロボックルにHXアーマーの最大の必殺技であるプラズマサイクロンを炸裂させ、粉砕した。
ウロボックルのDNAコアとアルトロイドがリンクしていたのか、アルトロイドが機能停止を起こして落下した。
ルインは慌てずホバーでゆっくり下降し、着地と同時にZXアーマーに換装する。
「ふう…何とか倒せたよ……」
ああいう相手はイレギュラーハンター時代に戦ったことがあったのが幸いした。
それにしてもあの司令官はもし自分がやらなければ全部ゼロにやらせるつもりだったのだろうか?
「どれだけゼロのこと気に入らないんだか……」
「ルイン……?」
「大体………え?」
聴覚器に届いた声にエルピスへの愚痴を止めて、声のした方を向くと、目覚めてからずっと会いたいと思っていた存在。
「本当に…ルイン…なのかい…?」
「…エックス!!」
間違いない。
薄ぼんやりしているし、ローブみたいなものを着てはいるが、紛れもなくエックスだ。
ルインは勢いよくエックスの胸に飛び込
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