暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第2章 滅殺姫の憂鬱と焼き鳥の末路
第42話 焼き鳥戦決着!
[1/7]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話



「霜天に坐せ……大紅蓮氷輪丸!」

 私は氷輪丸の真の名を叫びつつ、周りに発生した煙を氷の両翼を広げて吹き飛ばした。そして私の目に飛び込んできたのは……顔を赤くしつつポカンとした表情のイッセーとライザーだった。……ポカンとするのはまだ分かるとして何で2人共顔赤くしてるかな? にしても

「あんたたちいつまでボケっとしてるのよ」

「「はっ!?」」

 ようやく正気に戻ったみたい。と思ったら

「って焼き鳥てめぇ! 何顔赤くしてやがる!?」

「ばっ!? そんなわけないだろうが!」

「まさかお前、部長がいながら……! てめぇ、何のためにゲームしてんのか分かってんのか!?」

「だから違うと言ってるだろうが!」

 何か急に2人が口喧嘩始めちゃった。一体何なのよ?

「……それにしてもまさか貴様まで禁手(バランス・ブレイカー)に至っていたとは。その上よりにもよって氷系の能力。都合が良すぎるだろ」

 一通り口喧嘩をしたらライザーは私の姿を見つつ苦虫を噛み潰したような表情で呟いた。でも

「残念ながら都合よくあなたの苦手な能力を持った禁手(バランス・ブレイカー)に至っていたって訳じゃないんですよね」

「……どういう意味だ」

「ライザー様はこの姿が私の禁手(バランス・ブレイカー)だと思ってるみたいですけど……正確には違うんですよ。私の至った禁手(バランス・ブレイカー)の真の名は『限定解除(リミット・ブレイク)』。能力は簡単、私が神器(セイクリッドギア)で創り出した物の能力を一気に高めて真の姿に変える、ただそれだけです」

「っ! つまりその姿は!」

「ええ、この姿こそあなたが先ほどまで貶していた氷輪丸の限定解除形態(リミット・ブレイカー)、大紅蓮氷輪丸です」

 本来の魔獣創造(アナイアレイション・メーカー)禁手(バランス・ブレイカー)はどんな物かは知らないけど、間違いなくこの限定解除(リミット・ブレイク)は亜種でしょうね。実質これって何種類もの禁手(バランス・ブレイカー)を創れるってことだし。まあ祐斗も原作では氷や雷の聖魔剣創ってたし、創造(クリエイト)系の神器(セイクリッドギア)は皆こんな感じなのかな?

「くっ……だが1人が2人になったところで何か変わるわけでもないだろう!」

「う〜ん、そんなことないと思いますけど。それに……2人じゃないですよ。でしょ?」

 そう言いながら私はイッセーの隣に目を向けた。そこにはいつの間にやら黒姉と白音が並んでいた。

「にゃはは、じゃあ私達も久しぶりに本気だすかにゃ?」

「はい、黒歌姉様」

「「ふっ!」」

 その瞬間、黒姉と白音の体がそれぞれ膨大な黒と白のオーラに包まれ、尻尾
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ