落とされし、赤き少年〈ハジマリ〉
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「もう行くのか?」
「はい、十分にここで修行しましたから」
「もう一つ。お前にデバイスを渡そう。お前の頭上から落とすから掴め。」
それを聞いて上を見上げたら、頭上から赤色のブレスレットが落ちて、それを手に取った。
「お前の二つの機体とデバイスは成長する。機体が戦闘を繰り返すごとにアルケーをヤークトアルケーにさせたり、アルヴァアロンをアルヴァトーレに進化ことができ、トランザムも使用可能となる。完全に壊れた時は、他に新しい機体も作り出すことも可能だ。が、それには結構時間がかかるがな。このデバイスはお前のアドバイザーになるし、機体の整備やGN粒子の回復にも出来る。そして、機体の保管場所でもある。機体の方もまた、GN粒子は通信障害や体に害を起こすのは分かるな?あれの作用をオンオフに設定できるようにさせてある。オフにさせたからそのようなことは起こらんだろうが、
どんなことがあっても絶対に手放すことをせずに、常に自分の持ち物から肌に離さず。このデバイスを壊さないようにな?そして、命を落とすな。転生される世界は撃墜されたらそのまま死ぬのだからな」
つまりこのデバイスが俺の命の綱ってわけか。これがなかったら機体も保管できないし、機体なしで動かないといけない。デバイス無しだと一貫の終わりってわけか…
「…わかったよ。神様」
「では、貴方の人生に幸あれ」
途端に、俺の意識が薄く遠くなっていき、倒れていった。
*****
二人の赤毛の親子が買い物の帰り。家まで到着していたら、娘が少年を見つけ、ヒルダがいつも遊んでいるリンゴの木の下で倒れていた。
「ねぇママ!あそこに人が倒れてるよ??」
彼の体は小さくなっており、子供の頃に戻らさ、彼の髪は黒ではなく赤となった。右手首には赤色のブレスレットをしており、寝たままの状態で服を着たまま寝ている。
「とにかく、家まで連れて行きましょう。一体どこの子かしら?」
母親は彼を背負い、家まで連れて帰った。それから彼は家で目を覚ました。母親は目を覚ました彼に両親について聞いたのだが、それに対し彼は両親はいないと言い。母親は倒れていた少年を、ヒルダって娘の家に住ませてもらうことにされた。彼はヒルデガルド・シュリーフォークトの兄、レイゼル・シュリーフォークトという名前として義理兄となって生きることになった。
彼の物語がここから始まる。
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