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がっこうぐらし!The world in confusion
chapter20
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の目と合う。
「っ!!」
その目は怒りからとてつもない威圧感を感じさせて私を身震いさせると後ろから尻尾が迫ってきていることに気づくのに遅れ体にもろに当たってしまう。
痛い…痛いよ…
体が悲鳴をあげて味わったことのない痛みが私に襲う。
怪物は吹き飛ばされている私を地面に叩きつけようとその尖った爪を持つ前足で振り落とそうとしていた。
痛いけど…負けてるわけにいかない…こんなところで
「負けて…たまるかぁ!!」
先程の攻撃でドラグノフは弾かれて手元にないだから右手でホルスターに収まっているバイソンを手に取りそれを構えてハンマーを引きトリガーを引いた瞬間発砲音と共に装填されていたマグナム弾が飛び出して怪物の眼に当たった。
これにより怪物は悲鳴をあげて後ずさったが問題があった。
このままでは着地できずに体を強打してしまうために体を動かそうとしたが落下速度の方が早く間に合わないと思った矢先だった。
先程の落下感がなくなり着地する足音がする。
何が起きたのかはすぐに理解した、今現在私は抱き抱えられている…空中で抱き抱えてくれたお陰で地面に叩きつけずにすんだのだ。
「よかった、間に合った」
優しい声、よかったのはこっちのセリフです、さっきまで気絶していたのに体もボロボロなのに…それでも私を救ってくれた彼の名前を呼んだ。
「よかったわ、こっちのセリフですよ…雄也先輩」
気絶していたのが嘘かのように私を救った雄也は優しく微笑んだ。
side雄也
現実に意識を取り戻して眼に入ってきたのはバイソンでベヒモスの目を潰した空中に投げ出されている圭の姿であった。
そして圭はそのまま落下していくのを見て俺は高速魔法を使い圭を抱き抱えて地面に叩きつけられることはなくなった。
そして圭を降ろすと後退り片目となったベヒモスを見る。
「まさか、まだ動けるなんてな」
「生憎、圭が時間を稼いでくれたお陰で今は痛みはそれほどでもない」
驚きの声を隠せていないウェルに皮肉な言い方で言葉を返す。
その直後隣の圭が脇腹を手を当てて痛そうに顔を歪めた。
「大丈夫か」
「な、なんとか」
「今、回復する」
とっさにそう口にしたが俺は回復魔法など会得していない。
だが自然に頭のなかに詠唱文が浮かびできるような気がした俺は詠唱をする。
「清らかなる生命の風よ、失いし力とならん!ケアル!」
詠唱を完了すると青い少量の光が圭を包み込み傷を癒していく。
「凄い…痛みが引いてく…」
「…この魔法…まさか」
真相心理で奴がいっていた聖騎士伝説のないよう通りなら…
「な、なんだ…ベルカでも…ミッド式の魔法でもない…」
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