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がっこうぐらし!The world in confusion
chapter16
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ど…確かにありうることですね」

もしかしたらそれ以上のものもあるかもしれないがな…

「恐らくそう言ったものは厳重に保管されているはずだ…それらしい場所にいこう」

圭もそれに頷き拠点の探索を再開することにした。

「此処か」

探索を開始してから数十分が経過してそれらしき保管室を発見することができた。

中に入ると薬や他にも非常食等と中はそれなりに充実した整備が施されている。

「その上頑丈な壁とドア…此処はシェルターの役割あるみたいだな」

備えあれば憂いなしと言うし…越したことはないな。

「雄也先輩!来てください!」

圭はなにか見つけたのか声をあげて俺を呼び圭のもとへと駆け寄る。

「なにか見つかったのか?」

「あの、この薬ってもしかしたら…」

そういって圭は見つけたものを見せると…どうやら俺達が探していたお目当ての物で間違いはないようだ。

「初期感染者用のワクチン…」

数も6つと他にも同じ箱がたくさんある。

「一応一人ずつ2つほど持っていこう」

ワクチンをバックにしまい管理局の情報を集めるために他の部屋に向かい辿り着いた所はここの中枢と思われる動力室にやってきた。

「あの中央に聳え立ってるものなんでしょうか…」

「多分、ここの動力源だろう…しかもまだ動いてる」

仕組みは自動で動かせる物のようだが本来なら何人かが異常がないか確認するようのコントロールパネルも幾つか設定されている。

「あそこから情報が引き出せるかも」

そういってコントロールパネルに近づいていく

「残念だけどそうはいかないな…暗黒騎士」

その途上、この部屋の壁で反響したあいつの声が俺達の耳に届く。

「っ!!その声は!姿を表せ!」

この声に反応した俺は声の本人が出るように叫ぶ。

すると俺達の目の前に奴が突如として現れた。

「やあ、こんな形だが会うのは大体一年ぶりになるね…ユウヤ・ツキミヤ3等空尉」

その姿、独房に入っていたからか痩せ細っているがその姿を見て奴の名前を叫んだ。

「ドクターウェル!」

姿を表した敵に俺は睨み付けるのであった。


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