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がっこうぐらし!The world in confusion
chapter9
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俺は奇妙な感覚にとらわれて窓から外を見渡す。

佐倉「月宮さん?」

胡桃「どうしたんだよ、雄也?」

雄也「…いや…何か変な感じがして」

胡桃「変な?そんなの何処にも…っ!?奴等がいなくなってる!」

雄也「っ!!確かに…この時間帯ならまだいるはずだそれが影ひとつないなんて…」

異常だ…これは何かあると思った矢先校門前に俺には見慣れた武装をしたものたちが目に入った。

雄也「伏せろ」

胡桃「え?ええ!?」

とっさに視界に入らないように体をしゃがませごっそり外を伺う。

相手は二人、接近戦タイプと遠距離タイプの二人で武器は槍と杖か…

胡桃「あいつら何者だ?まさか救助しに来てくれたのか?」

雄也「まさか、恐らく目的は生存者の始末…つまり俺達だろう」

佐倉「そんな…どうして…」

雄也「昨日の一件で操ってた組織が動き出したといったところだろう」

悠里「…本当に助けてもらえないのかしら?」

…もしかしたら、無くはないかもしれない、あれは武装隊の一員のようだし交渉することもできるかもしれない

雄也「なんとか、やってみよう…」

佐倉「それじゃあみんなでいきましょう」

そういって俺達は部屋を出て階段を下りグラウンドへと出ると奴等もこちらに気づいた。

武装局員A「やっぱり生存者だな」

佐倉「あの、あなた方に保護をしてもらいたいのですが…」

武装局員B「保護だと?」

雄也「そうです、こちらは民間人です、ならば黒幕であろうと善意があるなら保護をお願いしたい」

武装局員A「なるほどな…生き残るためにはなりふり構わないってわけだ…」

佐倉「はい、お願いします」

武装局員B「残念だが答えはNOだ」

そして武器を構えて俺と胡桃も悠里達を後ろに下がらせて構える。

悠里「どうしてですか!?」

武装局員A「上はこの案の俺達以外の関係者は全て抹殺しろと言われていてな…悪いが死んでもらう」

武装局員B「要するに野蛮人に手を貸す義理なんてねえんだよ!」

胡桃「野蛮人って…同じ人だろ!」

武装局員B「人間にはな二つ人種があるんだよ、1つは俺達のようなエリート…もう1つは管理する価値もない、野蛮人さ!」

音姫「どうしてそんなひどいこと…」

武装局員B「それが法なのさ!」

聞いてるうちにイライラしてきた。

雄也「つまり、はじめから交渉の余地はなかったってわけだ」

武装局員B「ああ、だから潔く…」

覚悟は決めた、俺は決断する、その先に待っているのは戦場であると確信しながら前へと進もうとする。

雄也「じゃあ…戦うか」

その道は棘のみち、血の道にして裏切りの道そして孤高の道そんなの
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