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竜から妖精へ………
第7話 コミュニケーションの取り方
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へ行ったのだろうか?





 それが、トリガーだった。



「あはははっ! ゼクトって、なんだか、かっわいいね〜〜!!」


 ギルドの1人がそう言うと更に沸いた。


「さっきのいったいなんだったんだよ? ナツを ここまでぼこれんのは、ギルドでもあんましいねえかもしれないのによ?」
「全くだな……」


 自然と、皆の笑顔が増えていた。広がっていた。


「だーーーっはっはっは!! かわいいじゃねえか! ってか! ミラに惚れたか?? お前さ?」


 笑顔、笑い声、それらが膨れ上がって、もう殆ど騒ぎ立てている。


「ちょっ!! 皆、何言ってんだ!? わ、私は…ただ…………(私は、コイツと戦ってみたいって、思っただけで……)」

 ミラは、思わず顔が赤くなってしまっていた。今まで異性から、そんな目で見られたこと無いからだ。女の子に見られて恥ずかしい。そんな風に見られた事が、ないから。



 いつも乱暴者、と言う気配濃厚なミラを見ていたら、普段が普段なだけだから更に茶化してやろうかと皆が思えてきた。きっとその場で、顔を赤くしているミラを見た全員、そう思っただろう。

 そう、皆が考えてた時、ゼクトは口を開いた。


「ええ…?? いや…オレは…そう言うのちょっと……慣れてなくて……ん……きっと慣れるから」


 ゼクトは、自分のせいで こんな感じ、よく判らない空気になってしまったから、弁明をしていた。


「いやいや! そこは男だろ? もうちっと空気読めって……。ミラの立場ってヤツをよ……?」

 ちらっ、横目でミラを見ると、あからさまに機嫌を悪くしていたミラがそこにはいた。

 その理由がよく判らない。だけど 不機嫌になったのはよく判った。



「そーだよ? あ〜あ、ミラ姉ぇ〜かわいそだよー」


 ブーイングを上げたのは、リサーナだった。いつの間にかナツの傍に来ていた。いや、ナツを抱えていた。ナツはまだ麻痺状態で目を回していた。


「え??? 何で…? 何がかわいそう? オレ、何か悪い事……?」


 ゼクトの発言で、どうやらそっち方面には疎いのは十分理解できたようだ。その場にいた皆、全員。





「ったくも〜………」

 最初こそ、イラっとしていたミラだったが、もうすっかり毒気抜かれたようだった。

「って!! それよりっ!!!」

 ミラは調子が元に戻った事で、さっさと本題に戻した。

「えっ? な……何が、かな?」

 ミラの突然の大声だ。驚かない方がおかしいだろう。特にゼクトであれば尚更。

「次は私と! 戦らないか? ゼクトって事だ!」

 どうやら、ミラは次戦に立
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