暁 〜小説投稿サイト〜
ファーストキスは突然に
1部分:第一章
[2/2]

[9] 最初 [2]次話
うが」
「数え切れない位はあるよな」
「一九九九年七月ってどんだけ忙しくなる予定だったんだよ」
「さてな。それはな」
 友人にしてもそれを言われるとわからないことだった。
「ノストラダムスって予言者じゃなかったんだよ」
「そうだったのかよ」
「医者だったんだよ、あの人」
 彼はそのことをよく知っているのだった。
「医者で美容コーディネイターだったんだよ」
「ああ、それじゃああの本は」
「何か適当に書いた詩だったみたいだぞ」
「ノストラダムスは詩人だったのか」
「とりあえず自分は予言者とは思ってなかったらしいな」
 そのことをよく知っている彼だった。勉強したらしい。
「それで何であの編集部はあれだけ狂えるんだよ」
「狂ってたな、確かにあれは」
「そうだよ。本気で描いてたら確実に精神病院だよ」
 そこまでだというのである。

[9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ