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魔法少女リリカルなのはINNOCENT ブレイブバトル
DUEL2 ラグナル
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襲いかかってこなかった。
『上出来よマスター』
「何………それ………」
焔の声が聞こえ、目を開けると、前に出した鞘が赤く光り、それが鞘に吸収されるように消えていった。
それと同時に身体に力が湧いてくる。
「斬撃を………吸収した………?」
『本当なら自分の意志でやらせたかったけど、私に感謝しなさい。貴方の念願だったスキルカードよ!!』
そう言われ、ホルダーから光が発せられた。見ると中のカードの1枚が白紙では無く、絵が描かれている。
『それを決めて勝ちなさい!!』
「分かった!!」
痺れも大分取れ、動くのに支障はない。
「行くぞキリエ!!」
「!?くっ………!!」
先ほどの光景に呆気に取られていたキリエは向かってくる零治に慌て、大剣を双銃に変え、魔力弾を飛ばして止めようとした。
しかし………
「このまま突っ切る!!」
鞘で魔力弾を斬りながら突き進む。それと同時に力が増していく様に身体が軽くなる。
「この………止まって!!」
「これで………終わらせる!!」
魔力弾の雨をかいくぐり、キリエの懐に潜りこんだ。
「行くぞ!!」
鞘を腰に差し、柄を握り、体勢を低くし、抜刀出来る様に構える。
「させない!!」
戦いなれたキリエも簡単には零治に攻撃させなかった。懐に潜りこんだと同時に零治に向け、魔力弾を発射した。近距離と言うのもあり、零治は避ける事も出来ず、肩に、足に魔力弾を受けた。
「どう!?」
しかし零治は真っ向から受け、びくともしなかった。
『行け、マスター!!』
「スキルカード、葬刃!!」
それは一瞬だった。
刀を抜いたかと思えば、カチンと収まる音が響く。静寂と共に世界が止まったようにも思えたが、それもつかの間。
「きゃあああああああああああ!?」
雷光に光る一閃はキリエを斬り裂き、そのまま空へ落下させていった。
「キリエ!?」
全力で放った一撃は熟練者であったキリエでも耐えきれなかった。
「くそっ!?」
初めて使ったスキルカードでこれ程のダメージを与えられるとは思っておらず、落下していくキリエを慌ててキャッチした。
「ふぅ………間に合った」
キャッチしたキリエはくるくると目を回しており、全身ボロボロだった。
「俺の一撃がこれほど………?」
『いきなり使える様になったカードが葬刃とはね………運が良いのか悪いのか………』
「?焔どう言う事だ?」
『………それよりもいつまでそうしてるつもり?それともボロボロな女の子を見るのがマスターの趣味なのかしら?』
焔の言葉が何故か冷たく感じる。
「何を
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